《読書ブログ》塞王の楯
今村翔吾(集英社)

 

この本を読んでから
お城が気になって仕方がありません。

お城というか石垣

先日もちょっと遠方までドライブし、
そこで地元のお城を訪れました。

公園も広く自然も満喫
しかし、目に入るのはお城の石垣

この石の積み上げはどうなっているのか
お城も立派だが、石垣あっての城

どこから持ってきてどう積むのか

昔、戦いになったら石垣が崩されるかどうかは
勝負に直結したのだ

目が離せなくなりました。

以前はお城に行っても
お城ばかり見ていて
石垣は気にしなかったのに

自分が変わると見方が変わると
実感です。

2021年直木賞作品

安土桃山時代の世
歴史の重みを感じる衝撃的なストーリーです。

幼い頃落城によって家族を失った
石工の匡介は
「絶対に破られない石垣」を造れば
世から戦をなくせると考えていた。

戦いで父を失った鉄砲職人の彦九郎は
「どんな城でも落とす砲」で
恐怖を知らしめれば、
戦いをする者はいなくなると考えていた。

秀吉の死後
戦乱の気配が近づく中
大津城を巡る攻防

戦いながら石垣を進化させる
「石垣」は生きている
いくら城を固くしても
そこに籠る人がいなければ戦いにならない

害意が害意を呼ぶ「因果」が巡る

なんとしても家族を
この地を守りたいという
人の心が石垣に命を吹き込む

大名から民まで心ひとつになった
大津城が「塞王の楯」の正体

スキルと人の心
真のリーダーの力とは

楯と矛
決めるのは人の心
行き着く所は同じ

目指したのは世の泰平。

力のぶつかり合いから
奇跡のような結末へ

そして物語の最後は、
未来につながります。

長編ですが、読み始めると止まらない

争いは止めよう
今の世界とも重なってきます。

 

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