2019年9月13日

プロフィールつくりから学ぶ≪ブログ≫

自分のプロフィール
ちょっと考えれば・・なんて考えていたら
大間違いでした。

きちんと伝えられないと
もったいないことになるのは
自分についてもおなじですね。

-------------
略歴はあっても
-------------

講演先などでは
演者の紹介をするので
略歴をください
と通常言われます。

学歴と職歴を書き出して並べたものを
提出していました。

これが普通かなと・・。

プロフィールと言われて
キチンとした文章に
していなかったと思い
つくってみたのですが
なんだかかなり違うかも

人が読むとダメ出しばかり。

確かに本当に
自分がやってきたことを
表現しているのか

自分が伝えたいことを
他人に興味を持ってもらえるように
なっているのか

と言う視点でみたら

伝わらない・・。

伝わらないと
なかったことになる
わかってもらえない

もったいないのです。

-------------
全部出す
-------------

昨年、ビジネスプロフィールを
作成したのですが

そのときに幼少期のことから
たくさん書き出しました。

自分の想いは
自分を表現する言葉は

指導してくださる方からの
山のような質問に答えました。

その中から
何が今の自分につながっているのか
刺さる言葉は何か

自分は何者?
これから何をやっていくの?

自分を振り返ると
それでこれから何をすべきなのか
改めて考える機会になりました。

最近、初めて出会う人から
自己紹介の書かれたものを
いただくと

とても簡潔にわかりやすく
まとめられていたり
面白いストーリー風になっていたり

読みやすく
それをフックとして
興味を持たせて質問させ
話を展開させるきっかけにする

いろいろと工夫されていて
感心します。

-------------
自分の客観視と伝え方
-------------

対話でも
売り言葉に買い言葉と
なったとき

そのときの場面が
思い浮かぶように
語ってもらうと
冷静に見つめ直す
きっかけ、気づきになります。

そうできるような
質問を投げる必要が
ありますが。。

自分に問いかけ

自分の棚卸しをして
しっかりみつめなおすことは
自分をみつけることにもつながり

書くということは
自分を客観的に
みつめること。

いつも客観的に自分への問いかけが
できている人は

自分の強みを活かし
人生の大事な場を
大切にすることにも繋がっていると
思ったのでした。

略歴しか使っていない方

自分のプロフィール
いつ必要になるかもしれないので
考えておくとよいと思います。

自分は何者?
何をアピールできるのか?

しっかり伝えてくださいね。

*:.。*・゜゜・*:.。..
プロフィール作りも自分の客観視
*:.。*・゜゜・*:.。..

「医療」と「社会」をつなぎ人生のリスクに対処する
挑戦し続ける女医 / 医学博士
永井 弥生(ながい やよい)
オフィス風の道 代表

群馬県出身。山形大学医学部卒業後、群馬大学病院に皮膚科
医師として勤務。褥瘡治療を専門とし、皮膚科准教授となり
診療にあたる。女性医師としては日本唯一の医療メディエー
ター協会シニアトレーナーとしても活動。アンガーマネジメ
ント協会ファシリテーター。
2014年、群馬大学病院の医療安全管理部長として腹腔鏡下
肝切除術における医療事故を発覚させる。70件を超える
遺族対応などの激務をこなし、3年半にわたり院内の改革
に取り組む。読売新聞の論点スペシャルや、報道記者の著書
『大学病院の奈落』でもその軌跡が記されている。特定機能
病院に対して、医療安全管理責任者の配置、医師の専従安全
管理者をおくことが義務付けられるなど、日本の医療改革に
大きな功績を残す。
医療コンフリクトマネジメントの第一人者として講演活動
にも力を注ぎ、受講者は18,000名を超える。全国の病院、
学会等での講演実績多数。看護師、病院管理者、安全管理
担当者からは、「他人事ではない」「怒りに対する考えが
変わった」「紛争対応はスタッフ間の対応にも活かせる」
など多くの共感を得る。
医療と社会をつなぎ、「医療のリスク」から「人生のリスク」
対応の必要性を感じ、オフィス風の道を設立。「自分の人生
に責任を持て」という理念のもと、ストレスで悩む人たちに
満足した人生を送るための活動を指南している。
群馬大学病院の女性医師支援部門責任者、群馬大学男女共同
参画推進室副室長として女性医師支援にかかわる代表も務め、
2015年には女性医師しか利用できなかった病院の短時間勤務
プログラムを男性も利用できるよう制度を改革。
1年に600冊の本を読む読書家でもある。著書に『褥瘡が
みえる』(南江堂)がある。

<受賞歴>
・日本皮膚科学会ポスター賞 
・日本褥瘡学会論文賞
・群馬大学ベストティーチャー賞

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2019年9月5日

「先生」に共通するコンフリクト≪ブログ≫

いろいろな方にお会いしていますが
役に立つ関係を広げるには
自分がやることがたくさんあり

そのためには
選択と集中が必要と
思うこの頃です。

-------------
モンスターという共通?
-------------

先日は、以前教師をされていて
人間関係の解決法について
発信されている方と
教育関係の出版社の方とお話ししました。

医療界ではモンスターペイシェント
学校ではモンスターペアレンツという
言葉があります。

モンスターペイシェントと
決めるのは医療者なので

感情への共感と承認
言葉の背景にある深層の想い
インタレストを引き出す
事実を捉えて真摯に毅然と

客観的な自分をもっての
対応ができて

その上でいうことです。

本当に無理な要求をする方
どんな理由があろうとも
その行動はいけない、というときには

毅然としなければなりません。

モンスターペアレンツ
というのも
共通することがたくさんあるのではと
以前勉強したことがあります。

今はお休みしていますが
速読のインストラクターをしていたので
この分野! と思ったら
20冊くらい買い込んで
一気読みすると

わかった気になっていました。

-------------
学校教育と医療現場
-------------

共通項を伝えたいなあと
なんとなく思っていたのですが

教育に関わっていた熱い想いの方と
協力者の方にお会いできて

「先生」と呼ばれる職業に
共通する問題とともに

学校の先生は、子供の教育は学んでも
親の教育、対応法は学んでいない

医療で言えば
医師が慌ただしく
病気の説明しかしなくても
看護師さんが感情のところを
フォローしたりもする
事務の方が事務的なことはする

でも学校教員はそれを全部
一人でしなければならない

医師、病院に対してよりは
親はかが言える

等々
面白いお話をたくさん
うかがえたのでした。

-------------
報告は多いか少ないか
-------------

いじめの報告書
というのがあるのだそうです。

出すと仕事が増える
少ない方がよいと思われている

と言った実態があるとのお話を
されていました。

私は子供の教育は素人ですが

いじめ

って主観的な言葉

何を持っていじめとするかは
人によってちがうのでは・・

と単純な疑問。

尋ねると

そうなんです!!

とのこと。

医療の中で

間違えそうになったこと
いわゆる合併症
思わぬ悪い結果

インシデントレポートというのがあり
何でも報告してください
とお願いしてきました。

報告数は多い方が
きちんと報告していると
高い評価を受けるのです。

報告するのは面倒ですが・・
それをどうしているのか?

担当者、病院として
今後に活かさなえればなりません。

いじめは無いわけはないし
少ない方が良いと思われたら
それは違う

と言うご意見。

医療の方が進んでいますね
と言う言葉も聞かれました。

でも報告するのも大変なのは
医療も同じで
なるべく簡略化したシステムが
導入されてきました。

どこからいじめとするのか
起こる頻度も身近さも
学校の方が大変なこと。

現場にあわせての効率化
整えることも必要ですね。

学校にもチームで取り組む
ということが取り入れられている
とのこと

チーム医療の重要性が広まったのは
医療界でも近年のトピックです。

話した方のご意見であり
様々な状況を把握できているわけではありませんが

環境と人間関係
違いと共通

もっといろいろと学びたいなあと
思ったのでした。

人との出会いは

新たな気づきと
伝えたいこと
やりたいことの広がりを
感じさせてくれます。

*:.。*・゜゜・*:.。..

仕事によって異なる
人間関係を分析する

*:.。*・゜゜・*:.。..

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2019年9月2日

コンフリクトマネジメント ~日常から医療事故まで~《ブログ》

まだコンフリクトマネジメントの講演を
始めたころに呼んでいただいた病院から
再度同じ内容の講演のご依頼をいただきました。

これまでの間に誰にもできない実践を積みましたので
伝えなければいけないと思っています。

-------------
医師不足でも
-------------

昨日の病院
7年前に講演したときとは
半分くらいは職員が入れ替わっていますから
とのことでしたが

医師の数を聞いてびっくり
医師不足は甚だしく
減る一方の様子でした。

それほど田舎ではないのですが。。
夜間救急も縮小中の様子。

安全管理を担当されていて
座長をされたのは同じ医師でした。
ずーっと担当されるのですね。

前回の講演のあと
うちの病院にもメディエーターを
置きます、と最後のあいさつで
話したのにできていないので
今度こそは、とのお言葉。

「お盆は開業医の先生が
皆休みになってしまって
患者さんが怒濤のように
やってきて
本当に大変でした」

とお話されていたのは
かなりのベテランと見受けた
小児科の先生

でも最後に意見を述べられて

「傾聴・共感・承認は基本中の基本
しっかりとまずは相手の気持ちを
聴くように」

と職員に向けて
一喝されていました。

少ないながらも
真摯に医療に向き合われている様子が
強く感じられました。

-------------
日常の傾聴
-------------

医療紛争対応というと
特別なことと思われるかも
しれませんが、

日常のちょっとした苦情・クレームに
対応しなければならないのは
よくあることです。

また、怒りが表に出る前には
心の中に思っているので
その状態の時に
声をかけて話しやすい状況をつくり
聞き出せると早く対応できます。

患者さんは経過が悪ければ
いろいろなことを考えます。

病院は治療のために
来ているところだけれど
実は本当の心配は
生活や家族のことだったりします。

いったん話すと

ここでそれを話しても
仕方がないけど

と気づきながらも気持ちが落ち着く
ということもよくあります。

-------------
やっぱり、もう一人の自分
-------------

医師が大変なのがわかるので
患者さんから何か言われると
医療者側の頭になってしまうことも・・

と看護部のかたが
話されていました。

中立的に対応できるのが一番ですが

医師とは日常の信頼関係があれば
あとでどうにでもできるので

とりあえずは

看護師さんは患者さんに
寄り沿ってしまっても
良いくらいですとお伝えしました。

そういえば
冒頭のあいさつ

とても素敵な感じの
精神科の医師である理事長さんが

「もう一人の自分を持つって
ことだと思うんですよ」

とさらっと述べていて

まだ話していないのにさすが
と思いました。

日常感じる迷い、不安があったら
もう一人の自分が

どうしたいのかな?
と自分に問いかけてみましょう。

*:.。*・゜゜・*:.。..

自分も含めて俯瞰する

*:.。*・゜゜・*:.。..

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2019年9月1日

インフォームド・コンセント改革《ブログ》

医療法には

「医療の担い手は、
医療を提供するに当たり、
適切な説明を行い、
医療を受ける者の理解を得るよう
努めなければならない」

と定められています。

「適切な説明」とは?
どのような理解?

ここにもすれ違いが生じます。

-------------
適切な説明と理解とは?
-------------

インフォームド・コンセント

「十分な情報を得た(伝えられた)
上での合意。

「同意」でなく「合意」なのは、
患者さんが拒否することも
含まれるからです。

医療者側からは、
これは説明しなければならない、
という内容があります。

群馬大学病院での医療事故、
大きな問題とされたことの一つに
どのような内容の話をしたのか、
カルテに残っていることが
不十分だった、ということが
挙げられました。

病院として、
どのような内容を書くべきなのか、
統一されていなかったということも
問題でした。

-------------
病院としての責任
-------------

患者さんへの「説明」には、
こういうことを伝えなさい、
記録しなさいと言う内容があります。

病名、手術の内容、
どんな合併症が起こりうるのか、
予測される経過、
その治療を受けなかったら
どうなるのか、
他の治療の選択は、
などなどです。

正確に言うと、
病院でつくった規定の中には
こういった事が記載されています。

しかし、細かい規定を全部読んで、
その通りに毎日のように繰り返される
説明の機会に、
全部きちんと話してカルテに残す
ということが統一されていなかったのです。

している医師もいたけれど
していない医師もいたということ。

極端な、問題になったケースでは、
わずかの言葉しか説明同意文書に
残っていなかったし、
カルテにも書いていないケースが
大半でした。

個人の責任
ということだけではなく

病院として
管理できていなかった
という問題が強く問われました。

そういうことができないくらい
忙しかった体制も問題。

2014年に問題が院内で発覚してから
速やかに取り組んだことの一つに
「説明同意文書の承認体制」
というのがあります。

十分に必要な内容を満たした文書
3年で700件を超えて作成しました。

つくった現場の先生方が
一番大変ですが、
見直したり整えたり
病院挙げての一大作業でした。

これは外部からも高く評価され、
大学病院がメディアからまだまだ
パッシングされていた2015年10月

ある新聞で改善の取り組みとして
紹介してくださり、

久しぶりの前向きな記事!
と関係者で喜んだものでした。

-------------
どう伝えるか
-------------

まずはカルテに残すことは
改革の必須事項で急ぎ作成。

でも、わかりやすいようにと
考えてつくっても
やはり文字がぎっしりつまった文書です。

医療者ならではの言葉も
多いものでした。

また、どう話すかでも
伝わり方がちがいます。

当時、患者さんからは「わからない」
という意見もまだまだありました。

わかりにくいことがあっても、
これだけの文書をもって伝えようとする
という医療者の気持ちは
目に見えない信頼関係つくりに
繋がると思いました。

でも、伝え方、
大事ですよね。

全国の他の病院でも
まだまだそろっているわけではないようです。

ご希望された病院には
この文書をお渡ししています。

多くの病院にも利用していただけると
社会貢献になります。

真のインフォームドコンセントとは?
問題は深いです。

患者さん側で文書を手にする機会があったら
どんなことが書かれているか
よく注意してみてくださいね。

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2019年8月31日

コンフリクトでも記録でも、事実と解釈を意識する《ブログ》

カルテの記録
医療者側の確認事項は
事実と医療者の評価と
読み手に対する少し配慮を加えた
記録をする方が良いでしょう。

医療者が患者さん、ご家族に説明した場では
相手の反応を記載する
ということが求められます。

相手の感情はこうだ、と思ったことは
あくまでこちらからみえた推測
こちら側の解釈です。

事実と解釈

この区別を意識できればよいのではと
思います。

-------------
「症例」ではない
-------------

カルテは患者さんにいつみられても良いように
とは言っても

医療者特に医師からは
カルテは患者さんにみせるようなつもりでは
書いていない。
これ以上の労力をかけられない。

という意見もあるでしょう。

カルテ開示となって
実際のトラブルもいろいろあります。

紹介状のお返事での
医師同士のやりとり

「貴重な症例をご紹介いただき
ありがとうございました。」

ご家族がみて
「うちの人、症例ですか?」

怒りますよね・・。

通常みる記載ではありませんが

医療者がやりとりするとき
完全にお互いのことしか
頭にないというのは
ありがちです。

お互いのやりとり
医師同士であればむしろ淡々と

ご紹介ありがとうございました

で良いと思うのです。

「症例」とするのは
学会発表のときだけです。

-------------
勝手に決めない
-------------

もうひとつ問題となるパターンは
自分の主観的な判断を入れてしまうとき

不満や怒りを表していた方に
医師からの説明

「ご家族は納得された」の記載に
「納得なんかしていない」

そうみえたけれど
気持ちを決めつけられた記載
勝手に判断すると本当は違う
ということがあります。

こういう話をした
こんな言葉が聞かれた

と言う事実の記載にとどめる

記録者の視点で
「ご理解いただいたと思われた」
「再度の説明が必要と思われた」

勝手に決めつけた記載には
しないほうがよいですね。

-------------
少しの配慮で
-------------

勝手な決めつけは日常でもあって
こうだろうと思ってしたことは
実はよろこばれなかったり
トラブルになったりしているかもしれません。

相手の感情は
聞いてみないとわかりません。

それを記載するなら
少しの配慮は必要です。

診断や治療
順調に予定通り進んでいれば
カルテの記録も簡単でよいですし

ここは説明内容を
残さないとというとき
しっかり記録します。

わかりやすい記録であることは
もちろん望ましいですが

医療者もそんなに堅苦しくしなくても
自然のままに
少しだけ気を遣って

こんなふうに医療が行われていると
共有できたら良いのではと思うのです。

*:.。*・゜゜・*:.。..

自然な共有で

*:.。*・゜゜・*:.。..

2019年8月29日

相手の関心に答えるということ《ブログ》

コンフリクト

苦情・クレーム・紛争 
という表に出ているものと
言えずに心に思う
不満・不安・葛藤・違和感・怒り

医療におけるコンフリクトは
起こった事象に対する
認識、捉え方のずれからも生じます。

-------------
それぞれの思うこと
-------------

重大な病気の宣告
手術の説明

医師は病気の程度
どんな治療があるのか
経過はどうなのか

医学的な説明をしますが

患者さんは
頭が真白で内容ははいらなかったり
仕事は、家庭は
自分の予定をどうしようか

病気のことだけでなく
自分の生活をどうしようかと
違うことを考えていたりします。

-------------
そこが問題??
-------------

結果が悪かった患者さんのご家族が

「一番不信に思ったのは・・」

と言いはじめたので

「何ですか??」
思わず前のめりになると

「手術の時にとったものを
みせてくれなかった。
ほら、手術中に呼んでみせてくれるじゃないですか
なにか隠しごとがあったに違いないですよ」

手術中に家族が呼ばれて
「とれたものはこれですよ」
と説明を受ける。

そんなイメージをもっていたのですね。

正直なところ、私は

「えっ、そこが問題ですか??」

と思ってしまいました。

でもこれ、
何度も言われたのです。

患者さん、ご家族の話をうかがうと

気にしていた点は
医療者が問題と思っていたこととは
異なっていることがたくさんあります。

事故調査のときは
患者さん、ご家族に必ずヒアリングをすること
というのも外部の調査委員会から指示されました。

相手の疑問に思っていることに対して
答える

医療者視点だけでなく
患者さんご家族の視点での問題に
答える

思うことにはずれが生じている。

そのずれをつなぐことは
コンフリクトマネジメントにおいて
とても重要なのです。

-------------
相手の疑問に答えること
-------------

私自身
以前、家族が外科の手術を受けたとき

確かに途中で呼ばれて
切除したものを
担当の医師がみせてくれました。

丁寧だなあと思いましたが

必ず見せるわけでも
見せなければいけないということにも
なっていなかっただろうし
感染の問題もあるのかもしれないし
医師によっても違うのかもしれないし

手術中にご家族を呼んで
みせることの是非について
問うつもりはないのですが

ただ思ったのは

患者さんやご家族が考えていることは
訊いてみないとわからないということ。

医療は不確実というなら
相手が気にしているかもしれない点を
上手に引き出せる対話が
事前からできると

より強い信頼関係ができ
コンフリクトも予防にもつながるのでしょう。

*:.。*・゜゜・*:.。..

相手の関心はどこ?

*:.。*・゜゜・*:.。..

2019年8月20日

よい波動は双方から《ブログ》

病院で診療していると

患者さんにたまに言われて
嫌だなあと思うのが

町医者行ってたんだけど
良くなんないから来た

という言葉。

病院の方が良いと思っている?
前医の悪口を言うと
喜ぶと思っている?

良くならないという情報は
きちんと伝えた方が良いですよ
と言ってしまいます。

-------------
前医の情報を伝える
-------------

開業医さんも
いろいろですが
地域に密着して
頑張っていらっしゃる方
たくさんいます。

人と人のコミュニケーション
不確実なところもある医療

病院に行けば治るものと思われても
必ずしもスムーズでないこともあります。

もっともそういう可能性を
伝えておくべきではあるのでしょうね。

「良くならなかったら
また来てください」
と伝えますが、

あまり聞いていない感じの方とか
予約が取れないと怒られたりとか

いろいろあります。

いずれにしても
前医の情報は重要なので
いろいろ検査などしているのでれば
紹介状はほしいですし

大きなことでなければ
そのときの症状
どんな薬をもらったのか

そういう話をきちんと
伝えて欲しいのです。

もちろん医療は
不安の感情に寄り添う必要はありますが

患者さんからも
事実を客観的にしっかり
伝えることが必要と思うのです。

-------------
よい波動には思わず・・
-------------

医療はサービス業?
応召義務があるでしょう?
医療者は聖職者??

お金をもらって
お礼を言われる
数少ない仕事
とも言われます。

しかし、医療者も人間

診察室に入ってくるときに

あいさつの言葉
名前を名乗ってくださる
気持ちの良い患者さんがみえると

思わず気持ちも
にこやかになります。

対話は波動を呼ぶ
人が場の気をつくる

病院では当直明けで
働いている医師もいます。

最初から
診るのは当然
他の医師の悪口とも言える言葉
態度をされたら

返す態度も自然と
こわばるかもしれません。

病院に行けばなんとかするのが当然
自己管理する気なしの患者さんの
救急対応で時間外勤務では

非常に忙しい病院
医師不足が問題となる地域
ますます困った事態になりかねません。

-------------
賢い患者になるのは自分のため
-------------

医療者側に問題があれば
患者さんも遠慮なく伝えてもらえばよい

どの病院にも意見箱や苦情窓口はあります。

他に行くところがあれば
患者さんはそうするだけかもしれませんが
他にはないという医師不足の地域も
たくさんあります。

良き患者、賢い患者になるべき
という意見

医療者でない第三者的な方が
述べてくださっています。

医療者が言うと
あまり感じが良くないかもしれませんが

黙って辞めていく病院の医師も
少なくないのではと思うので

医療の大きな問題を正してきて
医療者と患者さんを中立的に
みてきた立場からも
伝えていきたい

双方からの取り組み
歩み寄りは必要だと思うのです。

忙しい激務の中の医療者には

きちんとした態度での対応
ありがとうございました
と言う感謝の言葉は

とてもうれしいのです。

もちろん医療者からも
たくさん良い波動をださなければ
いけないですね。

コミュニケーション プラス
安心感という波動
と思っています。

*:.。*・゜゜・*:.。..

良い波動は双方から

*:.。*・゜゜・*:.。..

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2019年8月17日

医療者の責任、自分の責任《ブログ》

先日、素敵な感じの
生命保険のライフプランナーの方と
お話しする機会がありました。

保険ありきで紹介するのではなく
その人の人生、ビジョン
やりたいこと、必要なことを
一緒に確認していく。

そして最後にこれが必要ではと
ちらっと提案。

聴くのが仕事

別に保険はよいので、とお話しされていましたが
自然にこの人にお願いしたいと思わせて
契約がとれてしまうのでしょうと
思いました。

売れるセールスマンは
みな聴き上手
相手のニーズに答えるだけ。

そんな話をしながら
自分の人生に責任を持つこと

自分の人生という軸に
保険とか医療とか
関わってくるもの

一緒に何かできそうですね
と言う話で盛り上がったのでした。

-------------
気軽な質問
-------------

よく患者さんから
こういうサプリメントが良いって
知り合いから聞いたのだけど

あの温泉が良いって聞いたのだけど
こういうの使っていいのですかねえ

いろいろ尋ねられます。

市販で簡単に手にはいるものから
高額な民間療法まで

病院の治療とは異なるものは
たくさんあります。

「そういうのは私の立場からは
いいとも悪いとも言えないんですよ

薬のようにいろいろなことが調べられて
根拠のあるものではないし
効果のあった人もいるかもしれないけど
合わない人もいる

誰でも手に入るものは
リスクが高いわけではなく
害はないと思うけど
効果はわからない

病院以外の治療は
自分の責任で
決めてもらうものなので。」

気軽に聞かれても
専門家として簡単には
答えられないこともあるのです。

と言うのが私のポリシーです。

-------------
自己責任
-------------

「自分の責任ってことですよね。」

ほぼわかっていただいていると
思われます。多分・・。

付け足します。

「でもあまり高額なものとかは
お勧めしませんよ。

絶対治る、
みたいなものも

病院以外のところで治療して
悪くなった人もたくさんみています。」

経験です。

自己責任

冷たいようかもしれないけれど
これは当然、患者さんにも
理解していただかないといけないもの

と思います。

-------------
医療者側の責任
-------------

でももちろん
医療者の責任は大きいです。

情報量が違うのだから

適切に伝えること
伝わる伝え方

という
努力は必要。

少なくとも
病院で行うのは「標準的治療」

のはず。

少なくとも
その説明はしたうえで
別の治療を選択することも
あるかもしれないけれど

エビデンスのある治療法を選択
少なくともその説明はする
というのが病院の治療方針の基本。

そこから外れるときには
十分な説明と決定までのプロセスをとることが必要です。

患者さんが他の治療を選択したいというには
それなりの理由があるはず

本当の想い(インタレスト)
を知ることは
治療決定のコンフリクトでも重要

簡単なことなら自己責任で、
と言ってしまっても良いですが

大きな治療方針の決定では

その説明が十分だったか
本当に理解できていたのか
考える時間をとれたのか
記録がきちんとされているのか

医療者側には
十分なプロセスをとる責任があります。

同じことを言っても
伝わり方も違うし
その前からの信頼関係によっても
違ってくるかもしれません。

医療者のプロとしての責任
患者さんの自分自身への責任

両方大切にしなければならないものです。

*:.。*・゜゜・*:.。..

人生の責任は

*:.。*・゜゜・*:.。..

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2019年8月13日

医療事故を経験したご家族による医療の改善を望む活動《ブログ》

自分のカルテをみたら
あれっ?と思うことがあるかもしれません。

史上最大人数の医療事故調査報告書

大学病院で事故調査を行うときには

患者さん、ご家族に
必ずカルテ開示をすること

と調査委員会の報告書にも書かれており
そのように病院の規定も修正しました。

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ある医療事故を経験したご家族との出会い
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事故調査は通常は
そんなに頻繁にあるわけではないので
カルテ開示というのは
特別なことになってしまうのかもしれません。

「日常から患者がカルテを自由にみられるような
システムにしなさい!」

と強く言って医療事故調査報告書の中に
書き込まれるに至った
ご意見を出されていたのは

外部の方のみの医療事故調査委員会の
委員のおひとり
患者家族代表として参加されていた方。

奥様が第1子出産時に
子宮収縮剤使用で至急破裂、死産
その後の病院の対応などに納得せず
10年に渡る裁判

和解し病院において
医療安全の講演を行うにいたりました。

勢いのある講演なので
かなり前に
初めて講演を聴いたときには

慣れない医療者が聴いたら
ちょっと圧倒されて萎縮してしまうかも
と思い

善良な医療者が大半なのに、と
すごく責められている感じが
しましたが

時がたって
調査委員会のメンバーになられて
じっくりお話すると

伝えたいことが
よくわかるようになりました。

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医療と社会をつなぐ活動
-------------

今は病院で診療明細書が渡されるのは
普通のことになっていますが

それもこの方が中心となって
どんな医療を行ったのか
患者にわかるように明細書を渡せという
運動を繰り広げたからです。

多くの講演のほか
日本の医療を動かす活動をしてきた方です。

そして医療事故調査委員会で社
患者がいつでも
カルテを見られるようにしなさいと
非常に強く示しました。

この方は高校の先生なのですが

どんなにテストの採点を見直しても
間違いがある

だから返すときに
もう一度よーく見ろ
間違いがあったら言え

と言って返すと
やっぱりある。

自分のことだから
真剣にみる

見逃さない。

患者も同じ
処方箋だって間違いがあれば気づく
カルテをみて疑問をもつこともある 
自分のことに関心をもって
一緒にすすめるには
カルテを見られるようにするのが一番だ

と強くおっしゃっていました。

通い慣れた患者さん
処方箋をよーく見て
自分の希望と違ったり
日数の間違いとか
指摘してくださることもあります。

こちらもなるべく
電子カルテをみせながら
薬の確認をします。

せっかくメモを書いたのに
置いていってしまいそうな人には
持たせます。

検査結果も
わからないかもしれませんが
持っていっていただきます。

後でゆっくり見れば
気になれば尋ねてもらえばよいのですから。

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ライフワークに繋がる力
-------------

とにかくやれ~~

と事故調査報告書公表1年後の報告会で
ずっと病院長に詰め寄っていましたが

人生をかけての医療の改革ですね。

でも伝える力と行動力がなければ
やってこられなかったこと

この医療はおかしい
と言う強い思いは

恨みなどといものは通り越して
人を動かす強い動かす力となり

ライフワークとなっているのでしょう。

*:.。*・゜゜・*:.。..

医療と社会をつなぐものは

*:.。*・゜゜・*:.。..

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2019年8月12日

カルテ開示というと堅苦しいのですが・・《ブログ》

薬を処方するとき
一緒に電子カルテをみながら確認すると
間違いの予防になります。

外来診察していると
記録している電子カルテを
のぞき込むようにみている
患者さんがいます。

何も気にしない患者さんもいます。

すんなりと決まった治療をするのであれば
簡単な記録にしてしまうことも
多いのですが

丁寧に説明が必要な場合とか
こうした方が良いのではという医療者の考えと
患者さんの想いが一致しないときとか
患者さんが不満を持っていそうなときとか
方針を提示しても
なかなか決められないとか

医療者はそういった過程を
少し意識して丁寧に
カルテに記録しています。

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「カルテ開示」なるもの
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さて、医療者はご存じのことですが

病院では「カルテ開示」なることが
できるのをご存じでしょうか。

自分や家族のカルテを見たいなあと
思ったことはないでしょうか。

ただ、「カルテ開示」となると

いろいろ手続きして
コピーが1枚いくらで
カルテの全部ってかなりの量になったり
いらない資料もたくさんついてきたり

ちょっと堅苦しいことになります。

結果が悪くて
ちょっと嫌な雰囲気のときに
「カルテ開示請求」があると
医療者は嫌な雰囲気になります。

コピーしてもらった
自分のカルテを
どうするかは患者さんの自由です。

訴えることも考えたい
弁護士に相談したい

ということきも

まずはカルテです。

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カルテをみたいのですが・・
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カルテ開示

というと
ちょっと堅苦しいこと
特別なこと

と言うのが
医療者にとっても
患者さんにとっても
一般的なイメージです。

安全管理者だったときに

「患者さんから
カルテのこの部分をみたい
記録だけでよいと
希望されているんですけど」

と言う問い合わせを
医療者からいただくことがありました。

大学病院では

「診療録の一部を必要に応じて
コピーして渡すことは
インフォームドコンセントの
一環として行って良い」

という内容が

病院でかなり前に作成されていた
診療情報関連の規定に書かれていたので

「プリントして渡してよいのですよー」
と答えていました。

おかげで、正式なカルテ開示でなくても
必要な部分をコピーして
お渡しできたりして

混乱した医療事故対応の中で
多くの患者さんご家族の対応には
大変助かったのでした。

この規定

かなり前に慎重に
検討して作られたようなのですが
結構先進的と思ったのです。

あまり知られていないので
その都度必要時に
問い合わせがきていましたが・・。

すべての病院で
こういったことが決められているのか
わかりません。

「カルテがみたいんです」
「ではカルテ開示の手続きをどうぞ」

というやりとりも多いのかもしれません。

味気ないなあ
事務的だなあと思うのです。

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カルテは患者さんのもの
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2016年に公表された外部調査委員会による
群馬大学病院の医療事故調査報告書に

カルテを患者さんが
いつでもみられるような体制を作るようにと
強く書かれました。

事故調査報告書が公表されて
1年後に報告会を開くことが
決まっていましたが
この部分は対応が遅れていました。

カルテは患者さんが
いつでも見られるように
積極的に進めましょう

と言う話を出したところ

「医療者は
患者さんにみせてもよいという
つもりでは書いていない」
「積極的にすすめることはない」
「医療者の教育をしてからだ!」

「カルテ開示されれば
全部みられるんですよ!」

「それは特別な場合だ!」

と議論紛糾。

カルテ開示って相当特別なことと
思われているのだなあと
改めて感じました。

いつ起こるかわからないことは
いつ起こっても良いように対処しておくべきです。

結局、カルテのことは進められなくて
1年後の報告会では調査委員のおひとりから
この点だけすごく怒られたのでした。

その後、私が大学を辞めてから
カルテ記載に関する院内の教育、啓発を進め
自分のカルテを見られるシステム
が作られました。

カルテは患者さんのもの

もっと気軽にみられて良いと思うし

医療者の連絡ノートではないし
主観的感情的な意見を書く場でもない。

いつ何がおこるかわからない
医療者はいつ患者さんがみても良いように
書くのは当然ではと思うのです。

真剣に自分のことを考えて
患者さんが自分のカルテをみたら

「あれっ?
これどういうこと?
そうじゃないんだけど・・」

と思うことが
あるかもしれません。

実際、いろいろ経験してきました。

日々確認して
小さな食い違いは
すぐに対話で解消できるくらいの
信頼関係が当然となったら良いのでは
ないのかなあと思うのです。

「ちょっと自分のカルテをみたいんです」

という患者さんが増えたら
どの病院でも気軽にお見せできる体制を
考えるでしょうか。

せっかくできている規則、システム
どのように活用するかは
「人」次第です。

自分のことに一番関心があるのは当然

患者さんと一緒に進める医療として
必要なことと思うのです。

*:.。*・゜゜・*:.。..

自分のこと、気になりませんか?

*:.。*・゜゜・*:.。..

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