老害の人
内館牧子(講談社)

「老害の人」になっていないだろうか

老害と言われるのは元気だから
ほかには代わりがいない人間だと
まだ思っているから
アピールしたがる

老害の2大特徴
・昔の自慢話
・世代交代に抵抗

孫自慢の集団も老害だ

85歳のおもちゃ会社の元社長
娘婿に社長を引き継いだが
妻を亡くし会社に復帰
周囲は迷惑でも強く言えない

自慢話で周囲の迷惑は気にしない
昔の肩書を並べる
趣味を自慢するヒマな老人たちが集う

年寄りは自分たちが感じている
「いてもいなくてもいい人間」
に反発している

老害と言われる老人たちで
カフェを始める
おもちゃで老人たちを幸せにする

父親の老害に我慢しきれずキレる娘

会社を継いでほしいのに
農業をやりたいと
自分の道を行く孫息子

突然、孫娘が連れてきた
子供に触れて世界が変わる人々

老害の悪を伝えていると思いきや
そこに老人たちの知恵と
近づく死と孤独と
仕事の意味と
人生の意味が凝縮されている

仕事というものは抗うつ薬

残された日が少ないからこそ
人間は遊ばないとダメ

老害は毒にも薬にもなる
両方振りまくぞ、とますます元気な主人公

人間はどう死ぬかを考えていない人が多い
すなわち、どう生きるか。

やっぱりそこですね。
最初はちょっとイラッとしながらの小説ですが
共感どころも満載で
誰でも通る人の一生、人生を語っています。