物語 ウクライナの歴史
黒川祐次(中公新書)

駐ウクライナ大使を務めた著者

タイトル通り
日本史を一気に学ぶような
紀元前からのウクライナの歴史物語です。

「緊迫するウクライナ情勢を知るための1冊」
と大きく平積みされていました。

2002年初版で2022年9版
大半が最近売れたのではないでしょうか。

私もウクライナについては
あまり知りませんでしたが
今は読みたい、と思います。

島国の日本では実感できないかもしれない
隣接する国々との歴史

大穀倉地帯、鉄鋼などの産地でありながら
近隣諸国とも紛争、ロシアに支配され
独立への動きも失敗を繰り返した

率いる経験豊富なリーダーの不足
重要な土地ゆえの国外からの圧力があった

ロシアの支配下で
農業集団化と大飢饉も経験した

1986年チェルノブイリ原発事故では
ソ連の隠蔽で対応が遅れた

1991年
20世紀になって6回目の独立宣言は
初めて統治能力を持つ政府が
国際的にも認められた
永続する力を持つものであった

ウクライナの将来について、著者は

1.大国になりうる潜在力がある
豊かな小高層地帯、資源を持ち工業化も進む
2.地政学的な重要性
米ソの間を取りもつ中間的な役割
多民族が交錯してきた歴史

大きな発展の可能性を指摘しています。

しかし、
均衡を破ろうとする動き
と一方の独裁者が判断した

現在に至る悲劇
一日も早い収束を願います。

 

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