おいしいごはんが食べられますように
高瀬隼子(講談社)

今年の芥川賞作品です。
「傑作職場小説」と評されています。

中間管理職の上司で
そこそこうまくやっている二谷

料理上手で皆が守りたくなるような存在の芦川
仕事ができてがんばり屋の押尾

会社の日常が目に浮かぶような描写
微妙な感情の動きが
芦川がつくってくるお菓子や
家での食事など食物を通して
伝えられてくる

出来事(事実)の描写を通して
登場人物の感情の動きが描き出されて
様々な人間関係が見え隠れします。

時々ドキッとする言葉もあり

隣の先輩
追い抜ける、と感じた
好きでいようと決めた人たちではない
職場の人間に
單純な好意は持ち続けれない

みんな、自分の働き方が正しいと思っている

「ものもらいくらいで休むな」
とどなった方が飛ばされた。

忙しく必死に働く日々
家ではカップ麺になりがち
「ちゃんとした食事をしろ
自分の身体を大切にしろ」
というのは攻撃だ

職場の日常
恋愛模様
変わらぬ世界と人の感情の動き

小さな世界が
社会を映し出しています。

 

 

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