ストレスの原因は
よく「安全・安心の医療」というのですが
患者さんの安全・安心を提供するには
働く人が安全・安心と感じられることが大事です。
これは医療の現場に限ることではありません。
産業医で面談すると
ストレスのかかる厳しい現場
体調を崩すほどのプレッシャー
いろいろとお話を聞きます。
医療の現場のように
人の感情に対することが多い職場では
大変なことがあっても
感謝されることや眼の前に見えるうれしいことも
たくさんあります。
言われるがままに
終わらせなければならない仕事
そこに無理な状況が重なってくると
メンタルの問題も起こるのです。
先日、産業医面談だけという仕事をしました。
全く知らない遠方の企業の方で
長時間労働となってしまい
面談の必要があるということでした。
当事者の方、仕事自体は好きなこと
ストレスなのは会社から
「残業するな、休日出勤するな」
と言われること、
とおっしゃっていました。
クリエイティブなお仕事なので
そう言われても
締め切りには間に合わせなければというプレッシャー
結局、サービス残業になる
正直に時間外勤務を申告しない人も多い、とのこと。
ストレスと怒り
いろいろなところで
似たような話は聞きますね。
会社の事情もあるでしょうが
両者の話をゆっくり聴くことは
こういった面談だけの関わりだとできません。
そう思っている人がいる、ということは確かなので
第三者として、問題提起は伝えますが
一方の事情しかうかがえないのは少し残念です。
働きやすさとは
働きやすさをつくるもの、のピラミッド
https://kazeno-michi.com/main/wp-content/uploads/2022/03/働きやすさ-1.pdf
基盤にあるのは
「心身のコンディション」
その上に「働きやすさ」
業務量、プレッシャー、給与
人間関係など
一番上に「働きがい」
強みの活用、適職、成長、つながり
上の2つが崩れると
心身のコンディションに影響をきたします。
嫌なこと、ストレスがあって
さらにやらなければならない仕事量が重なると
心身にダメージ
ということにつながります。
やりがいがある、自分の成長につながることなら
少々きつくても頑張れます。
やりがい搾取
という問題も起こりますが
このバランスをとろうと
個人を大事にしようという方向性が
見える組織でないと
活気がない、生産性が上がらない組織になってしまったり
離職を考える人も増えてしまいます。
ぬるま湯組織ではいけないですが
どんな組織にしたいのか
伝わる言葉で伝えること
話を聴いて承認すること
日常から必要ですね。
▼▼
風の道メルマガ 人生を豊かにする大人の学び
登録はこちら
https://kazeno-michi.com/main/present/
▼▼
【YouTube】「風の道」チャンネル
ドクター永井の皮膚科
https://www.youtube.com/channel/UCJQ75viVs-Dc3Xqm3SLReOQ/
◆ 研修/講演のお問い合わせ
→ https://kazeno-michi.com/main/contactus