トリツカレ男
いしいしんじ(新潮社)

不思議な小説を読むといつも、
どうしてこんなことを思いつくんだ!
と思ってしまいます。

 

いつも何かにトリツカレてしまっている男
ジュゼッペ

うたに三段跳び
探偵ごっこ、外国語

そんな男が
風船売の少女ペチカに恋をした

でもペチカには
忘れれない人タタンがいる

その人は子どもたちを守って
自分はこの世からいなくなってしまった

タタンに取り憑かれて
命を落とそうとするジュゼッペ
しかし、奇跡が起きて・・

トリツカレ男とトリツカレ女は
世界最強の磁石となる

現実離れの不思議な世界にみえますが

人は常に
なにかにトリツカレているのでは

ちょっと極端に
そして「言葉」にしたのがこの小説

その奥底にあるものが
響いて伝わってきますが
言葉に出来ないとまたモヤモヤします。

もともと小説の読書は少ないので
この著者もよく知りませんでしたが
なんとも不思議なワールド

知り合ったきっかけの本をは
書こうとしない「かく」教室

こちらもまたご紹介します。

 

 

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