親ガチャという病
池田清彦、土井隆義ほか(宝島社新書)
「親ガチャという病」は土井隆義氏著
そのほか様々な「病」が
7人の著者によって書かれています。
「親ガチャ」2021年の新語大賞
一度しか引くことのできない
「ガチャ」の結果に当人の人生が左右される
出生時の諸条件による
必然の結果として
自分の人生が決まるという
宿命論的人生観
「生きづらさ」の本にあるもの
若者の自殺の増加
原因は学校、家庭が多い
居場所がない、自分の心を許せる拠り所がない
格差の拡大と孤立の深刻化
若年者の自殺の背後に
「親ガチャ」に象徴される
決定論的な人生論がある
生きづらさの中で
自己像が固定化されていく
もちろん、それ以外の環境にも左右されること
和田秀樹氏の「無敵という病」
凶悪な事件
自らの死も恐れないテロリスト
「無敵の人」
拡大させてしまうのは報道
判断力や思考力が落ちている状態の人は
善悪の判断も落ちていて
報道によって大きく影響される
誰もが無敵の人になりかねない
一つの正義が通るという
不健全な状態
「人生は実験」と考えることだ
このほか
キャンセルカルチャーという病(森達也)
ツイフェミという病(室井佑月)
正義バカという病(池田清彦)
ルッキズムという病(香山リカ)
半出生主義という病(池田清彦)
社会の問題を
それぞれの「病」という視点から
深堀りしています。
「親ガチャ」
出生の条件はもちろん大きいですが
それをはねのけていく力を持つ
システムと環境をつくっていくこと
学んで行動です。
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