秘闘
− 私の「コロナ戦争」全記録
岡田晴恵（新潮社）
コロナの女王と言われ
メディアに出ることで
誹謗中傷も多々
何が起こっていたのか
どんなやり取りがあったのか
何と闘ったのか
まだ終わらないコロナ戦争ですが
覚悟を決めて書いたという衝撃の手記
第1波と認識される前から
何が起こっていたのか、克明な記録です。
「ウイルス」の研究をされてきた方
このウイルスからどんなことが起こるのか
何をすべきなのか
中国で起こっていたこと
おそすぎる日本の対応
当初から検査の拡充
陽性者を分けること
早期診断、早期治療について
強く伝えていました。
つながらない科学と政治の世界
今となって振り返って
そうだった、あの頃は、
と思うことが多々あります。
表に出ていること
その裏ではどんな葛藤があったのか
どうにもならない決定事項
だからどうするのか
歯がゆい思い、悔しい思いをしながら
闘ってきた
本になると
これまでの流れが全部蘇り
見えていなかったものが
見えてきます。
もちろん著者の視点からの話ですが
流れは当初から言っている通りに
なってきていた
科学者としての意見
どう伝えたら良いのかと常に考えながら
組織に対して立ち向かってきた
必死の報道番組を作る人々の裏側
メディア引っ張りだこだったのは
その知識とともに
話し方、伝え方が大きかったでしょう。
つらい思いの様々な出来事
理不尽な中傷もあったが
応援する人々に支えられてきた
早く平穏な社会を取り戻したい
誰もが深層の思いは同じはず
いろいろな立場はあるけれど
自分なりの立場から
自分軸を持って発信し続けなければ
伝わらないことがある
迫力の1冊です。
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