くそじじいとくそばばあの日本史
大塚ひかり(ポプラ新書)

タイトルが目を惹くのは大事ですね。

古典エッセイスト、という著者。
「そんな見方があった」
「現代に通じる」
古典の書物、昔話を様々な切り口から
わかり易く解説しています。

平均寿命が短いのは
乳児死亡率が高かったからで
高齢で活躍する人は数多くいた

残っている書物からしかわからないこと
なぜその場面がその様に詳しく残っているのか

「語り部」とされる女性がいた
著者いわく「ルポライターばばあ」

語り部形式の書物は多数あり
文芸では大人気。

老人の権勢欲のすさまじさ
晩節を怪我した秀吉

平安鎌倉時代のアンチエイジイング
歴史書にも記載がある

「老人科」を作った医師がいた
「養生」のスキルも伝えられていた
今に通じる「健康」を説いた医師は
皆長寿だった

いつの時代にも
「迷惑じじい」がいた
老いのひがみは変わらない

介護者に腹をたてる老人
立場の弱いものをせめるのは男ばかり

鬼は女性
妊婦や赤子とばかりつながる鬼婆

昔話の主人公は
実は賢いくそ爺婆
お人好しでは生き残れなかった?

90歳で亡くなったときまで描き続け
「あと10年、せめて5年あったら」
と言った葛飾北斎をはじめ

老人クリエーターの活躍はすさまじい

時代は違っても
今につながること、気付くことが多々

欲は好ましくないですが
好奇心は大事

賢く生き抜くための術も
備えていた人々

古典から読み解かれる
パワフルな生き方

時代は変わっても変わらぬものが
たくさんありますね。

 

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