アルジャーノンに花束を
ダニエル・キイス(早川書房)

懐かしい名著は、時がたって受け取るものが変わります。
今現在のベストセラーですね。

昔読んだのかもしれませんが、
何かで紹介されていて読みたくなってしまいました。

知的障害のあるチャーリー
知能を高める手術を受けて
目覚ましい知的成長を遂げる

これは研究
知能の低いときも高くなってからも
すべてチャーリーの記録

そして何が起こったのか

大人の自分に幼児のままの自分が残っている
怒られた恐怖が蘇える

「正常な知力がなく希望もなく
実在しなかったともいえる」
という研究者の言葉に

「僕は人間だ、ひとりの人間だ
両親も記憶もある、実在していたんだ」
と逃げ出す

アルジャーノンはもうひとりの研究対象
知能を高めた白ネズミ
しかし、次第に凶暴化し、退化して・・

かつて自分がいた養護施設
あらゆる障害者であふれかえる
少ない介護者

「金や物を与える人間は大勢いるが
愛情を与える人間は少ない」
という言葉に愕然とする

人を救うデータになると
記録を続けるチャーリー

論文
「人為的に誘発される知能は
その増大量に比例する速度で低下する」

高められる知能と相反する感情
僕は人間だ、という気づき

今だから感じる事が多々ある
名著は読み返したいものです。

 

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