三者構造の図

本日はまずこちら

https://kazeno-michi.com/main/wp-content/uploads/2022/03/三者構造-2.pdf

コンフリクトマネジメントの講演で
よく使っている図です。

医療者と患者さんの対立
二者で相対して対立してしまいがちなところに
間にはいる中立公正なメディエーターが
対話を促進する、という三者構造

医療メディエーションを提唱した
早稲田大学法学科の和田仁孝先生の
オリジナルを改変したものです。

相手がいて、自分が相対するAの位置にいると
嫌なことを受け止めて
気持ちが落ち込んでしまう

自分が受けている
聴かなければ

と感じがちです。

 

保健室の先生方にお話したときに
整理できたのですが

おそらく保健室の先生がお話するとき
相手が子供であっても親であっても
他の先生であっても

保健室の先生の立ち位置は
三角形の「B」のはずなのです。

そして話している相手には

別に向き合っている、
親や担任の先生やその他の誰か
問題の要因となる対象者Aがいます。

でも、共感して入り込みすぎると
相手に同化してしまったり
自分が向き合っているAの立場になってしまって
自分がなんとかしなければ、と思ってしまう

病院でもあります。

Bの立ち位置のはずの人が
だんだんと、なんとかしなければ、というAの立ち位置に
なっていってしまうことがあります。

一生懸命ゆえのことで
その人が悪いわけではありませんが
自分がつらくなってしまいます。

周囲からの「なんとかして!」「まかせたよ」プレッシャーで
BからAの位置に近づいていってしまう
というのもありがちです。

問題解決に向けて考えていくためには

自分が相対していても
自分AにメディエーターBをのせて
もうひとりの自分が客観視する

周囲の人も理解していることが必要

一歩ひいて客観的に俯瞰する
セルフメディエーション

どんな場でも必要なこと
誰もがわかってほしいことです。

 

 

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