ヒトの壁
養老孟司(新潮新書)

おなじみの養老先生
解剖学者、死のあとをみてきたから考える
人がヒトであるとは
どういうことなのか、
引き込まれます。

人生はそもそも不要不急

コロナの騒動
部分をみれば全体がぼやける
専門家と官僚
違う言葉を話していないのか

認識は世界を変え
同時に自分も変えてしまう

価値観を情勢に応じて自分が変え
自分なりに持つしかない。

「本日の死亡者数」というのは神様目線
自分ごとでない

対極は文学目線

人間関係ばかり、相手の顔色を
うかがい過ぎていないか
たかがヒトの分際で
調和をはかろうとしすぎていないか。

「理解する」のは理性
理解したが納得しない
理解しないが納得する、もある。

理解と解釈の違い
「理解」は向こうからやってくるもの
外から中へ
「解釈」はもともとこちらの都合
内から外へ

社会がAI中心になれば
個人も同じ方向性

個人は社会を自分に投影して
世の中に流されているだけ

病院の出口は2つ
一歩通行で他界に行くか
娑婆にもどるか

半身麻痺になった友人の言葉
「毎日生きることを実感している」

スティーブ・ジョブズの言葉
「夜には死ぬという前提で
毎日を始めるのである」

人生はそういうもの。

人を相手にすると疲れる
他人の顔色ばかりでなく
もう少し自然を相手にしてはどうか。

文化は癒やし
ストレスの多い社会生活に癒やしは必要。

世界は不可解
解釈しておけばよい。

 

「理解しても納得できない」
コンフリクトの場でも日常でもありますね。

解釈と意味、コンフリクトマネジメントと
つながる言葉がたくさん出てきます。
人生はコンフリクトの連続です。

たかがヒト、されどヒト。

生きる価値はどこにあるのか
自然を感じながら考えたくなる
養老先生のアタマの中を垣間見る1冊です。

 

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