【ドクター永井の皮膚科】 足の水虫、爪の水虫


【ドクター永井の皮膚科】 足の水虫、爪の水虫

YouTube No49

 

本当の名前は「足白癬」

白癬菌の感染、白癬菌はカビ(真菌)の菌のひとつです。

好発部位は足の第4趾間ですが

白癬菌の感染はどこにでもできて
部位によって体部白癬、顔面白癬など呼ばれます。

本日は足白癬と爪の水虫(爪白癬)のお話です。

 

 

水虫の診断には検査をします。
顕微鏡で菌糸を確認します。

カサカサだけなら水虫の薬で良いですが
ひどくなってジクジクするとすぐに水虫の薬がきかないことがあります。
別の薬で皮膚のコンディションを整えてから水虫の治療をすることもあります。

水虫は足の指の間がカサカサしてかゆいというのが
一番多いのですが、水疱になるタイプ、皮膚が固くなるタイプもあります。
きちんと菌を確認して診断して、薬を使います。

ご家族にうつしてしまわないか?
お風呂場のバスマットに菌がうつると 湿った場所では菌が増殖します。
こんな状態になるとうつる確率が高くなります。
自分専用のタオルを敷いて、毎日洗いましょう。

畳の上でうつるかは不明だが、綿の靴下ははきましょう。
裸足でサンダルを履くのはだめ、カビだらけになっています。

爪の水虫(爪白癬)

爪が黄色、白色、黒色・・厚く、もろくなる。
典型的なのはすぐわかりますが、鑑別疾患もあります。
ただ爪が厚いだけの厚爪甲症とか・・

菌は検査しますが皮膚よりみつかりにくいのです。

治療は飲み薬と塗り薬
足白癬は基本的には塗り薬
爪白癬は塗り薬だけでは治りにくく、内服薬を使うこともあります。
最近はよい薬もありますが、塗り薬で治る率は20%と言われています。

先の変化だけの軽い爪白癬、早期なら塗り薬で治りやすく、
全部の爪になってしまうと治りにくいのです。

たかが水虫ではなくて、ばい菌が入ったり、爪が厚くて痛くなったり、
巻き爪になっていたくなることがあります。

足は全身のバランスに影響します。
早くに気づいて治しましょう。

そして、きちんと診断をつけてからの治療が望ましいです。

 

 

Dr.N
はやく気づいて治しましょう

 

医療と人生のコンフリクト・マネジメント

本日の1冊、ドクター占い鑑定情報ほか、メルマガでご案内しています。

 

◆ ドクター永井の無料メルマガ 人生のコンフリクトに対処する  登録はこちらから!!
【コンフリクトマネジメントのための無料メルマガ「苦情紛争/怒りの対応はこわくない~医療現場から」】

 研修/講演のお問い合わせ

→ https://kazeno-michi.com/contactus