三千円の使いかた
原田ひ香（中公文庫）
今一番売れている文庫本
と新聞にあったので
つい買ってみました。
就職して一人暮らしを始めた主人公（貯金30万）
結婚前は証券会社に勤めていた
今は専業主婦の姉（貯金600万）
習い事に熱心で向上心の高い母（貯金100万）
1000万ためている祖母
祖母も自分が動けなくなったら
介護が必要になったら
どれだけ必要なのかと不安を感じる
母はガンの手術
何もしない夫
離婚する親友の現実とこれからの不安を聴く
専業主婦で節約家の姉
あらためて自分の幸せを感じ取る
好きなことをして1人暮らしを始めたが
このままでよいのか
結婚という現実の前で
相手の奨学金という借金問題
祖母が知り合った男性も絡めて
それぞれのストーリーがテンポよく
真面目に生きる聡明な人たちに降りかかる問題が
あるある感満載で進むのが共感される理由なのでしょう。
お金や節約は人が幸せになるためにある
目的になってはいけない
「他人は他人、自分は自分」
と軸を持つこと。
お金の使い方はその人の生活
幸せの追求につながること
3000円をどう使うかは
どんな人生をつくるかに
つながってくると伝わります。
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