「ガン」とひとまとめは大雑把

10年生存率

先日の新聞記事

「がん10年生存率58.3%」
1.1%上昇、改善続く

という見出し。

高いと思うか
低いと思うか
別に関心ないか

人によって反応はいろいろでしょう。

10年過ぎた・・
例外はもちろんありますが
ほぼ寿命への
影響はなくなったと考えられる方が多い
そんな意味合いが込められています。

しかし

それで??

そんな大雑把なこと言われても・・
とすぐに突っ込みたくなります。

記事には
主なガンによる10年生存率の一覧が
載っていました。

高いのは
前立腺がん 98.8%
乳がん   86.8%
甲状腺がん 85.7%

低いのは
膵臓がん  6.2%
肝臓がん   16.1%
胆嚢胆管がん 19.1%

種類によって違うのは当然
肝胆膵領域、ダントツの低さです。

「主なガン」の生存率一覧には
皮膚がんは入っていない・・

メラノーマくらい
入れてくれても良いのに

数としては少ないのでしょうが
臓器と思われていないのなあと
残念です。

 

関心は自分

医療は進んでいるわけだし
治療薬もこの数年で格段の進歩。

医療費の高騰も著しいですが
良い治療法が増えるのは
患者さんにとって好ましいこと。

全体の話も
もちろん必要ですが

もし自分や家族がガンになったら

「自分(家族)」がどうなのか
が問題であり
全体は関係ありません。

当然、ガンといっても
どんな状態なのか
どのくらい進んでいるのか
によって治療も違うし

どのくらい生きることができるのか
違うわけです。

そのときの病期(ステージ)によって
生存率は全然違います。

全部平均したものが
記事になっているだけです・

自分は、家族は、

それでどうなのか

自分にとっては
一人ひとりのストーリーが大事。

 

でも

常に細かなことを
知識としてもっていなくても

ざっくり関心をもっておけば
いざというときには
すぐ調べればよいのです。

 

Dr.N
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