リスクを防ぐ共通言語:「すごい雪!」とは?

先日の4月の雪!

北の方は向かうというのに
雪!! というFaceBookの投稿多数。

高速道路の途中からなんとなく怪しい空

病院付近は雨でしたが
もっと北のほうからいらっしゃる患者さんたちが口々に

「すごい雪!」

とおっしゃっていました。

「10㎝積もった!」と・・。

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どのくらいがすごい?
――――――――

10㎝の雪

冬なら普通の雪。

4月だから10㎝でも
確かにすごい、と思う。

「すごい」は主観的な言葉です。

10㎝という数値をだすと客観的
誰が聞いても10㎝は同じ言語。

この状況、冬なら「すごい雪」
とはなりません。

「すごい」という言葉は

人によって
時期によって
状況によって

とらえ方が違う言語なのです。

――――――――
共有できない言語
――――――――

「ちょっと」
「もう少し」

人によって、どのくらい?
と考えることは違います。

手術後の患者さん、
医師が看護師に

「出血多かったら連絡して」

多いってどのくらい?

ベテラン看護師さんは
適切に判断できても
初めての看護師さんは
どのくらいだろうと
悩むかもしれない。

測れるなら
数値でも示せますが
でも人によっても違うし
常にそういう状況ではない。

心配なので早めに連絡して
医師から「こんなことで呼んで・・」
という雰囲気を出されたら

次は呼ぶのが遅くなり、
「なんでもっと早く呼ばなかったんだ!」
なんてことになる。

できるだけ共有できる言葉で
伝える努力は必要ですが

でもすべてを共有できる言語では
説明しきれないのが
複雑な医療の状況。

だから
「心配なら呼んで」

これはすなわち

呼んでよい
呼ばなければいけない

という
コミュニケーションのルール

これを根付かせましょう、
という流れがあります。

伝える人も伝えられる人も
理解していないと機能しません。

「不安」という主観的な気持ちを
共有する文化とする必要があるのですよね。。

そういえば、病院では
患者さんが入院してきたときなどに
転倒しやすいかどうかという
リスクを判断しているのですが、

例えば、
歩行の状態とか、認知の状態とか
などなどです。

その項目に

「看護師の勘」
というのを入れている病院が
ありました。

なかなかユニークな
医療安全担当の方。

でも的を得てるのではと
思いました。

カチッとしたシステム 
   プラス
ふわっとした感覚

が必要なんですよね。。

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共有できる言語 
プラスアルファ
*:.。*・゜゜・*:.。..

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