最期はコンフリクトなく ~人の死亡率は?

実は3月に83歳で父が亡くなりました。

何度も入退院を繰り返していて
でも最後の入院前には
自宅で食事もとれていましたが

誤嚥して肺炎で緊急入院

もともと心不全、腎不全で
ギリギリを保っていて
何度も最期かと言われました。

でも最後の入院は3週間ほど、
遠方の家族もみな
会いに来ることができて
静かな最期でした。

そういえば大学病院では
誤嚥性肺炎をなくそう!
と取り組んでいたことを
思い出しました。

確かに病院や介護の場では
食べさせている人に
誤嚥させてしまうと
問題になることもあります。

もちろん注意は必要でしょうが
そのために食事を厳しく制限するのも
どうなのかと

そういったリスクを含めての寿命と
家族も受け入れることも
必要なのではないかとか
考えてしまいます。

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書く神が来たる
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結局ギリギリまで
仕事をしつつの葬儀でしたが

実は先日掲載された透析中止のコラム
どうにも書けなくて苦しんでいました。

新しいスタートにもなりそうな
依頼だったのですが

メディアに出す文章
書いてはみても
短くできない

端的に刺さる言葉
一般の人にもわかる文章

考えると
止まってしまいました。

ところが父の通夜の前日、

ふと

わかった!!

とひらめき
一気に書き上げ送った!

書く神が来たる、
書かせてくれた!

と思い、湧き上がるままに
またギリギリまで
仕事をさせていただきました。

感謝です。

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人の死亡率は・・?
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私がまだ若き医師のころ、

日本における「死生学」の
パイオニアである

アルフォンス・デーケン氏の
講演を聞いたことがあります。

人の死亡率は・・?

100%

ユーモアと笑いを忘れないこと

「良き死」は残されたものに
新たな価値観に気づかせ
成長させる。

(より良き死のために)

葬儀という儀式は
一つひとつの流れに
深い意味があり

残るものの区切りとなるもの
と思いながら

医療事故で亡くなられたご家族が
どのような気持ちでこの儀式を
終えたのかと思い起こし

これからすべきことを
また考えています。

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「にもかかわらず笑う」
(アルフォンス・デーケン)
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