土偶を読む
竹倉史人(晶文社)

土偶・・って
なんの関心もありませんでしたが
雑誌で書評をみつけて
なんだかとても読みたくなって
アマゾン買いしました。

いや〜、面白かったです!!

なぜそうなるの?
と証拠集めをしていく、
ミステリー小説みたいです。

著者は人類学者ですが
世界各地の神話や儀式を調べていた中で
縄文土偶に行き着いた。

そもそも土偶とは
①何を形にしているのか
②なぜつくられるのか
③どのように用いられるのか

諸説があるものの
わかっていませんでした。

①がわからないと②③はわかりません。

著者の仮説
「土偶は当時の縄文人が食べていた
植物をかたどったフィギュアである」

これを検証すべく
縄文人になって考える
「縄文脳インストール作戦」と称し
徹底的に調査していきます。

土偶にもいろいろあると
知りませんでしたが

ハート型土偶はオニグルミ
椎塚土偶はハマグリ
みみずく土偶はイタボガキ
縄文のビーナスと呼ばれるカモメライン土偶は
トチノミとマムシ
植物と動物を融合させた最古のデザイン

確かに似ている・・

貝類と堅果類には共通項がある
生育分布と土偶出土分布は関連する
貝塚と出土は関連する
人間の食生活、特に炭水化物の変遷と分布には関連がある

人が生きて進化していく
植物や貝類は欠かせなかったもの
それを敬い崇めてきた縄文人の心理

土偶は「植物の精霊祀」という
著者の考えが客観的に検証されていきます。

驚きはあとがき

土偶が植物に似ている、
こんな仮説はだれも信じてくれなかった。
専門家のお墨付きが必要と、発表もできなかった。
土偶に詳しい考古学者はいても土偶の専門家はいない。
批判だらけで、相談しても相手にもしてもらえなかった。

しかし、調査をともにする仲間がいた。
発表の機会を得て、発表すれば大反響
どんどん縁が広がって書籍になった。

仮説の徹底的な検証
客観的なデータ

「土偶解像プロジェクト」
研究者の信念ですね。

イコロジー(図解解釈学)研究と
考古学をかけ合わせた土偶から読み取れる
古代の世界と現代をつなぐもの

壮大な歴史に新たな道を
加えていくのでしょう。

 

 

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