がん治療とコンフリクト

ガン治療に関係した会での講演が続いたのですが

何を話すのかというと
コンフリクト・マネジメントです。

ガンの治療で紛争はないでしょ、
と思われるかもしれませんが
不安を抱える人と怒っている人への対応は
基本は同じなのです。

感情への対応が必要だからです。

そういうことを
わかってくださる主催者の方から
依頼をいただきます。

怒りは二次的な感情ですから
そのもとには不安、葛藤、ストレス
いろいろあります。

ガンだとわかれば
いろいろ考えます。

実際の仕事や生活を
どうしようかかと考えなければならないし
治るのだろうかどうなるのだろうか
という不安は当然生じます。

現実の出来事と様々な感情
両方への対応が必要なのです。

ガンだと言われて
ショックを受けている人に
医者がいろいろな医学的な説明をしても

頭は真っ白で入っていかない
ということはしばしばあります。

感情はその人の最前線を覆っている
ベールのようなもの
ここを無視しては
現実の話がはいっていきません。

その人を覆う感情に共感することで
ぐっと信頼が増します。

でも時々、この感情の部分を
自分でさっと取り払ってしまう方もいます。

すぐに医師の医学的な話に
真剣に関心を寄せます。

こうなったら仕方がない
さてどうするか
とすぐに前向きになれるのです。

患者力=人間力

ステキな人は自分軸がぶれない
感情をコントロールする

もうひとりの自分を持って
自分に起こる出来事を客観視している

作り上げるのは日頃からの習慣
鍛えないと、ですね。

自分が楽になる生き方につながります。

 

 

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