中高年ひきこもり
斎藤環(幻冬舎)

精神科医の著者
この分野でご活躍です。

ひきこもりというのは
若者のイメージがありましたが
中高年のひきこもりは100万人という衝撃

中高年ひきこもりの定義
・6か月以上自宅に引きこもって社会活動しない
・他の精神疾患などが原因とは考えられない

8050問題
80歳の親が50歳の子供の面倒をみている
高齢化から孤独死や衰弱死もある
そんな流れが超長期化してくる

ひきこもり
・犯罪率が高いわけではない
・困難な状況にあるまともな人
本人は苦しみながら引きこもっている
・二次的な精神病はある
見分けられないこともある
・自分が娯楽を楽しむ資格があるという自覚
ネットやゲームにはまる
外にある世間が怖い

ゴールは就労?
ゴールと考えるべきではない

「いつになったら働くのか」と言われると
本人は存在を否定されたように感じる

アドバイスよりマイルドなおせっかいがよい
自由が確保されてはじめて
ひきこもりをやめることができる

「就労しない自由」を認めずに就労支援はできない
自分自身で気づいていくもの

家族は本人が安心して引き込もれる関係をつくる

適度な距離感
どうでもよい会話が愛情より親切

社会参加、なぜ安心が必要なのか
「承認」してほしいから。
承認欲求があってはじめて社会参加への意欲が生まれる

働けるのに、と周囲があせってしまう
悪いことだと考えてしまう

 

連れ出して強引に矯正するという
悪徳業者も多いので注意が必要

もちろん元気に社会に関わることは目指したいが

「病気を治すべきもの」と考える
「よくない」という価値観にとらわれなくても良い

’ひきこもり’のいる明るい社会
という言葉が響きます。

どう捉えるか、どう対応していくのか
まずは承認、はここでも大事ですね。

社会の問題を専門家の視点で詳しく解説
一途に取り組んでいる、社会に還元する力となっていることが伝わります。

 

 

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