《読書ブログ》知覧からの手紙
水口文乃(新潮社)
特攻隊員の婚約者だった女性の話から
まとめられた1冊
それが正しいと思われていた時代
待つものの視点で
淡々と語られます。
結婚は許されないままの別れ
短い時間の逢瀬
「還らざる任務につく」という言葉の意味
本当に特攻が必要だったのかという思い
何度も特攻に出るも戻らざる得ず
遺書が残されていたのは
本当の最期のときだけだった
という運命
そしてあとから知った
残されていた手紙
「会いたい、話したい、無性に」
最期の言葉が残されていた
8月15日を迎えて
何のために死んだのかと思った
60年以上たっても
存在を感じ続けている
知覧はまだ行っていないので
日程を決めようと思います。
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