目指せ、最強のフリーランスドクター
日々の出来事や思うこと、自由な日記を書きたくなりました。
フリーランスドクターという言葉には、ずっと抵抗を感じていたのですけどね。
医師になってから30年以上、組織に所属してガッチリと
内容は変われど、皮膚科医メイン、途中から医療安全管理者
としてやってきました。
2010年あたり？に
日本皮膚科学会で「皮膚科の女性医師を考える会」というのがつくられて
全国から大学の講師・準教授の女性医師がメンバーとして招集されました。
女性医師がどんどん増えている
出産・育児で第一線を離脱
パートタイムだけになってしまう女性医師が増えている
なんとかしないといけない！
ということから始まったのです。
女性活躍推進が叫ばれる近年ですが
医療界はかなり遅れていて
当時、やる気のある人は頑張るけど
普通にやろうと思ってもフルタイムは無理、
となってしまう人が多いのが現実でした。
こんな活動が続いて、働く環境もかなり進歩しましたね。
女性教授も増えました。
医師になったころの考えや様々な経歴もあって
医師となったからにはフルタイム
ガッツリ働く
病院で常勤勤務が当たり前
みたいな考え方が脳内に刷り込まれていて
フリーランスドクター、パートタイム
なんて「悪だ！」、大きな声で言えない
なんて考えがまた脳内にチラチラ・・。
でも、出してしまえ！
本音で行け！
とどこからか声が聞こえてきて
飾らずなんでも書きたくなりました＾＾）。
現在の仕事
■診療
メインの病院 週3回ないし4日 半日、手術日月3回は夕方まで
バイト病院１ 月3回 訪問診療 ほぼ1日
バイト病院２ 月2回 療養所の診療 通勤時間と合わせて半日、実質は1時間
■合同会社 風の道 の仕事
産業医 15件 毎月1回訪問2件 2か月に1回訪問13件
講演 適宜
執筆・動画配信
＊人生のコンフリクトに関連の情報をお届けしています。
大学病院にいたときよりは時間的にはずっと短いですが
それなりに外で働き、家で創作、と充実しています。
メインの病院は地域の基幹病院で
皮膚科医はひとりでやっているので
それなりにちょっと大変な患者さんもいらっしゃいますが
入院は持たない、と決めているので
内科や外科での対応をしていただいています。
皮膚科医としてコメントし、できることをやっています。
好きなように仕事をさせていただいているのでホントに感謝です。
でも手術や褥瘡のデブリドマンはかなり経験してきているので
対応はできる方だと思っています。
どんな褥瘡のデブリドマン（壊死組織除去）もやってしまうし
高齢化率が高い農村地域でもあり、高齢者の皮膚癌の手術は結構あります。
局所麻酔で可能な局所皮弁形成と植皮（全層植皮も分層植皮も）は
ササッと済ませられます。自分でスキルを持っていると楽だし、便利です。
ここまで、と決めているラインはあるので
できない、やらないことは他の病院に紹介します。
訪問診療では高齢者施設がメインですが、新しい世界が開けました。
療養所も大学をやめる少し前からはじめて５年、
世の中には知らないことがたくさんあるのだと知りました。
いろいろありまして、2017年10月に大学でその時ついていた
医療安全管理部長の職をやめることになり
事務上の肩書であった総合診療部準教授として8か月
大学に残っていました。
病院に皮膚科医として勤務するという選択は一番普通でしたが
そういう気にはなりませんでした。
以前、30代のころに8年間、一般病院に勤務していたことがあったのですが
（今メインに行っている病院）
あの状態に戻って、日々診療に追われる、組織に所属するということには
強い抵抗を感じました。
このままでは人生後悔する
何かやらなければ
あちこちから医療事故の講演に呼ばれていた中で考えました。
「会社をつくる」
医療界に長らくどっぷりと浸かっていましたから
何もわかっていませんでしたが
組織人間だったので、基盤がなくなるのが怖い、
という気持ちにもなりました。
合同会社 風の道
もうすぐ設立4年です。
産業医をはじめたのは貴重な出会いから
タイミングも奇跡的でした。
コンフリクト・マネジメントにしぼって
でもそこから広げて、という感じで
これまでなかった対象者への講演が増えています。
本も出版でき、YouTubeもなんとか続いています。
こちらはあまりビジネスにはなっていませんが・・。
もう少し創造する仕事には時間を当てたいと思いつつ
診療もニーズがあるなら今くらいならいいかなあと思いつつ
新しい体験をしながら日々過ごしています。
もう少しだけアップデートしないといけないかなとは思いますが
持っている皮膚科のスキルを必要なところで役立てて
人生でやりきりたい経験を楽しむ
30年フルタイムで皮膚科＋安全管理の仕事を
大きな組織でやってきたので
十分！！
と自分をほめて、早めの第２の人生
組織の中にいたときには知らなかったことが山ほど出てくる
人生まだまだ長いかもしれませんし。
堂々と、本音を語ってみたくなりました。
目指せ、最強のフリーランスドクター
人生で一番、今が楽しいですから＾＾）
常にそう思うことにしていますけどね。
長くなったのでまた！！
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