■2019年5月7日

医療紛争・コンフリクトでの対話の「場」

紛争対応の場では
かなり厳しい言葉も
あります。

医療ミスだろう!
医療事故だろう!

通常、ミスというときは、
何かを間違えてしまった
というようなエラーの事象を指します。

医療事故の定義というのは
エラー(過誤・過失)の有無を問わない
となっています。

エラーの有無を問わないけれど
予測外の悪い結果を指すということで
医療ミスを含む、という定義です。

定義云々といっても
怒りという感情が
表面に出ているところで
説明しても通じません。

相手がそう思っていると
承認、共感することは
必要なのです。

が、しかし、
一生懸命対応しようと思っていても

対話の場に

医療事故!
ミス!

といった言葉が出ると
その場の「気」が
ものすごく悪くなる。

患者さん側から出るのは
仕方がないですが、

これからきちんと対話をしたい
と考えている医療者から
わざわざもう一度、
そういった言葉を繰り返すのは
できれば避けたほうが良い。

「医療ミスだ!」
「重大なことだと考えています。」

「誤診だ!」
「当初の診断と最終的な
診断が異なっていました」

これからその内容について
話すのですから・・。

言葉は場の気をつくる。
表現は変えられます。

手術後の結果の問題、

「医療事故」とは言いますが、
明らかに間違ってしまった、
というエラーとは異なります。

当初、医療ミス!と言われた場合には
落ち着いて
「広義の医療事故と考えて調査しています」
と答えていました。

しかし、文字でみるものと実際は
少し異なります。

言い方、声、非言語の態度、
すべてがその場の空気を作ります。

スキルとして覚えておけばよい
というものではありません。

本当に真摯に対応しようという
気持ちがなければ伝わらない。

でもどう対応してよいのか
困ってしまう。

少しでも
知っていれば違います。

それから無言も対話。

焦らずに待つことも時には必要。

「場」の空気は大事です。

ちょっとした説明でも
人数に合わせて部屋を整えたり
座る場所を考えたり

もちろん、医療者の服装とか姿勢とか
視線とか、すべてが関係します。

普段から気遣いしていると
全体の雰囲気アップです。

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対話の「場」を整える

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