【ドクター永井の皮膚科】 イボコロリをどう使う? 

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イボコロリを貼ってたけど良くならないから受診したという人は多いです。

結論
イボ(というのはいろいろなものを指していますが)、
硬い手足にできるウイルス性のイボに使うのはオススメできません。

イボコロリはイボの薬と思われるでしょうが、
まず、イボ・タコ・ウオノメは間違われていることが多いです。
似たようなものに、ウオノメコロリ、スピール膏というのもあります。
いずれも主成分はサリチル酸というもので、これには皮膚の角質を柔らかくする作用があります。

ウイルス性の硬いイボをサリチル酸でふやかしてしまうと
イボウイルスが増えてしまうことがあるのです。

イボコロリの適応はイボ・たこ・うおのめ、と書かれています。
イボは俗称、大抵は尋常性疣贅ウイルス性イボですが、
別のものをさしてイボとつかわれていることもあります。

ウイルス性のイボにもいろいろあって、
ウオノメと間違われるものから細かいタイプまであります。

イボコロリの適応とされているイボには手足にできる硬いイボだけとされています。
タコ、ウオノメは角質を薄くできれば良いので削ります。
けずれないときにはスピール膏をはってやわらかくすることもあります。

イボ(ウイルス性の硬いイボ)にはサリチル酸だけでは治りません。
なのでイボへの使用はおすすめしません。
診断はちがったらうまくいかないのです。
ふやかすことでウイルスを増やしてしまうことがありますから、
日常の予防としては、イボは早めに気づいて治療するしかありません。

タコ・ウオノメはいつもそこに力がかかっているからできます。
歩き方のくせとか合わない靴も原因となります。
削っても繰り返すので上手につきあうことになります。
自分の足にあう靴、足の指をしっかり使う歩き方なども大事です。

足は健康寿命を保つのにとても大事なのです。

 

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