【ドクター永井の皮膚科】 水虫の市販薬の話
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水虫かもしれない!! と思って市販の薬を塗る
ありがちかもしれませんが、
水虫かどうかは病院ではきちんと検査してから診断します。
水虫のようにみえても、実は違うこともあるのです。
診断が違えば治療は違います。
水虫の薬を塗っていると
菌が隠れてしまって検査してもみつからないということもあります。
市販の薬を塗ったけれど良くならない、というとき、
・水虫でないのに薬が違うから
・水虫だけどたまたまその薬が合わない(基剤の問題、二次的に違う病気を合併する、と言ったことも含めて)
ということが考えられます。
水虫の菌が見つからない場合
1,本当に水虫でない
2.水虫だけど水虫の薬を塗っていたから見つからないだけ
というどちらかになります。
皮膚科医の本音は、水虫の薬を塗る前に受診してほしいのです。
病院内でも他の科の先生には、勝手に水虫の薬は出さないでほしい、
とお願いしています。
市販の水虫の薬の話 水虫の薬も基剤が大事で、
クリーム、軟膏、ローション、部位や状態でも効果が違います。
とりあえずかさかさだけならクリームは無難です。
もちろん、きちんと診断してから治療が良いのですけどね。。
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永井弥生 著 (ごま書房新社)
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