どうしたらできるかと考える

できない理由

暑くなると
皮膚科の患者さんは増えるのです。

といっても予約制でみているから
あまり関係ないのですが
汗で悪化する病気が多いのです。

先日、夏に汗をかくと
悪化してしまう

ちょっと治りくい
皮膚の病気で
ずっと通院されている女性の方が
いらっしゃいました。

「汗かくとかゆくて・・

ちょっと家庭菜園もやらなきゃならないし
クーラー嫌いな夫と住んでるから
30℃くらいでもクーラーを使わせてくれないし
・・・」

そんなお話が延々。

一区切りして

私「外の仕事は朝早くにしたらどうですか?」

「早くっていっても
いろいろ家のことやってると
8時くらいにはなっちゃうし」

私「早く起きたら?」

「前は5時に起きてたんだけど
今は6時になっちゃったし」

私「部屋を分けて涼しい場所をつくっては?」

「居間しかいられる場所がないし・・」

延々とできない言い訳が
続きそうでした。

 

言いたいだけかもしれませんが

もちろん愚痴を言いたいだけなのかも
しれません。

なんでも
傾聴・共感・承認
ですから

患者さんのお話ですし
一応聴きます。

聴いて欲しいだけかもしれません。
話してスッキリしたかもしれません。

 

共感してほしい女性脳
説明したい男性脳

というのがあります。

「それはこうしたらいいんだよ」
と男性脳的には説明する
アドバイスする

でも女性脳としては
「そんなこと聞きたいんじゃない!」

と怒り出す。

問いかけながら
ちょっと自分が男性脳になってるなと
とも思いました。

でも
共感だけでは
解決しないのです。

悪くなったままでは
困るのです。

解決を考える習慣と行動

一旦は傾聴・共感ですが
できないままでは困るので

「どうしたらできるか
考えましょうね!」

と言って終わりましたが

「つい愚痴っちゃうわー」

と明るく帰られたので
なんとか考えてくれるかなあと
思ったのでした。

もちろんそれまでの関係があっての
会話です。

初診の方だとまた少しちがって
急いで提案はしにくいこともあります。

大きな問題のときには
一気に解決できませんから

傾聴・共感から時間が必要ですが

小さな問題
短時間でも同じこと。

問題解決しないと

良い状態になって快適に過ごす
というのが治療の目標

薬だけではなく
生活の工夫が必要なこともある

普段から
できる方法を考える習慣になるほうが
人生お得です。

 

Dr.N
どうしたらできるかと考える

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