久しぶりにコンフリクトマネジメントを語る

知らないと不安

今年始めに知り合った女性の方が
いろいろな方のインタビュー記事を
Web上に載せるお仕事をしていらして

遅くなったけどぜひと
インタビューのご依頼がありました。

ちょっと都内には行けませんが

ということで
zoomでのインタビューとなりました。

「コンフリクトって言葉
はじめて知りました」

と言われました。よくありますが。。

コンフリクト・マネジメント

というのは
医療独自のものではないのですが

一般には耳にしませんよね。

コンフリクトというのは
表に出ている対立、紛争

だけでなくて

胸の中にある
不安、不満、葛藤なども
含むもの

これは医療においては

言いたいことがあっても
言えないと思う患者さんが
ずっと我慢して

そしてあるところで爆発する

大きな怒りとなって
ぶつけられると

医療者は攻撃されたように感じて
説明という防御に走る

防御しているつもりではなくても
患者さんにはそう感じられる

そんな構図があった中で

表に感情が出る前には
胸の中に潜んでいるんですよ

早い段階で
話を引き出せれば

大きくなる前に対応できる
嫌な思いをしなくてすむ

対話で変わる
思っていることを引き出す

ということだけでも
知っていれば違う

と伝えたくて
学んだことでした。

 

大きな目的は

医療メディエーション

というのは
中立的な第三者が対話を促進する
対話モデル

誰もが
第三者の視点を持って
客観的に世界をみる

カタカナが続いて
わかりにくいですね・・

いい加減
わかるように説明しろと
言われてしまいそうですが

2時間ほどの話の中では
どうしても表面だけ捉えられると

そこは違うと
つい思ってしまうのです。

結局のところは
お互いの信頼関係が築けて
納得のいく医療となればよい

手段はいろいろです。

でも医療者だけが頑張るのではなく
患者さんも
賢い患者になることで自分や医療を守る

時代とともに
患者ー医療者関係も
変わってきます。

コンフリクト・マネジメント

少し引いた視点から
あるいは上から全体を見渡すように

俯瞰する
客観的にみる

ことが必要です。

トラブルの中に入り込んでいると
見えなくなっているものがあります。

 

対話の重要性に関しては
だいぶ進化してきたとも思われますが

やはりリスク管理と問題解決も重要で
限界もあります。

そんなことも見極めた上で

もっと広く人生のコンフリクトへの対処を
伝えたうなあと
強く思うこの頃です。

〇〇らしくない?

2時間ほどのインタビュー
最後に言われたのは

「なんだかお医者さんらしくないですね」と笑い。

もちろん良い意味で
と捉えましたが

どんなお医者さんのイメージを
持っていらしたのかなあ・・

完全に患者さんの味方
というわけではないです。

医療の大変なところも
中立的に見渡していますから。

〇〇らしい、〇〇らしくない
と思うのは
その人のもつ〇〇のイメージ、価値観
に気づく機会ですね。

 

Dr.N

他人事ではなく客観視

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