ある話
ある昔のお話です。
6人の盲人が
象を触ってその正体を突き止めようとしました。
一人目の盲人は象の鼻に触り
「象とはヘビのようなものだ」と言いました。
2人目の盲人は象の耳に触り
「象とはうちわのようなものだ」と言いました。
3人目の盲人は象の足に触り
「象とは木の幹のようなものだ」と言いました。
4人目の盲人は象の胴体に触り
「象とは壁のようなものだ」と言いました。
5人目の盲人は象のしっぽに触り
「象とはロープのようなものだ」と言いました。
6人目の盲人は象の牙に触り
「象とはやりのようなものだ」と言いました。
それぞれが自分の意見を譲らず
長いこと言い争いになりました。
ものごとの捉え方はひとつではない
笑い話のようですが笑えません。
物事や人物の一部分だけを理解して
すべてと思ってしまうことは
しばしばあるのです。
物事の捉え方は人によって違う
ちょっと引いた視点から
多面的な視点で捉える
視野を広げる必要があります。
それぞれを足しても
必ずしも総和にならないということも
大事な視点です。
それぞれの言っていることが
間違っているわけではない
表現の方法が異なっているだけ
異なる理解を持つものを尊重する
というメッセージを伝えています。
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