《読書ブログ》子どもは「親の心配」を ランドセルに入れて登校しています

子どもは「親の心配」を
ランドセルに入れて登校しています
桑原朱美(WAVE出版)

保健室コーチング
桑原先生の新作
もう出ました。

タイトルが目を惹きます。

冒頭
「先生は、私が親として
ダメだって言いたいんですか!?」

積極性にかける子どもさんについて
相談に見えた親御さんの言葉。

「親が変われば、子どもが変わる」
ということをどう伝えたら良いのかと
考えるきっかけになった言葉なのだそうです。

確かに親の関わりが
子どもに大きく影響しますが

これを「あなたが間違っている」
と言われたように
捉えてしまう人もいるでしょう。

不安で苛立っている親であれば
一言で着火します。
不安の延長が怒りですから・・。

そうではない
親もたくさんの不安を抱えて
どうしてよいかわからない、

良かれと思ってやっていることが
子どもにはネガティブな影響を
与えていたり
自分から動けない子どもに
してしまっている

親自身の生きづらさを
作り出している
無意識の習慣に気づき
親自身が自然体で幸せに生きていく

ということを長年伝えてきた
著者の思いをコンパクトにまとめた一冊です。

 

「指示待ちっ子」が育つ親の考え方
「自分からやる子」が育つ親の考え方

「考え方」「言葉」「行動」
「愛情」「生活」

と様々な視点から対比しています。

周囲の評価を気にする親は
自身のない子を育ててしまう。
「私が〇〇をする」という
主語をつけて宣言し行動する。

生きる主体である自分と
病名ははっきり分ける
私は喘息、ではなく
私には喘息があると言う。

子供の話をすぐに信じてしまうのではなく
「事実」と「解釈」を分けて聞き取る

攻撃的なクレームではなく
「共通の目的」を見出す

親が代弁するのではなく
自分から話すのを待つ。

子どもに同一化するのではなく
ニュートラルに話を聞く。

ある意味
親はずっと子供のコンフリクト対応
とも言えるなあと思ったのでした。

共感と承認
本当の思いを見出す
事実を認め未来に向かって考える

親が引っ張るのではなく
自分で考えさせ導く

そのためには親自身が
中立的な自分軸を持った
第三者、客観視できる
自分であることも必要
それは自分が楽になる生き方でもある

こんなことを
わかりやすく、力強く伝えてくださる
頼もしい先生です。

 

 

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