【ドクター永井の皮膚科】なにそれ？ジベルばら色粃糠疹（ひこうしん）

【ドクター永井の皮膚科】

なにそれ？ジベルばら色粃糠疹（ひこうしん）

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面白い名前ですが、すごく珍しい病気ということでもないです。
3つの特徴をおさえると診断できます。

ジベルばら色粃糠疹は、若い方に多く、急にパラパラっとでてきます。
かゆみはあったりなかったりいろいろ
原因はウイルスではないか？と考えられています。

発疹に特徴があります。

①最初に少し大型の発疹
②楕円形の発疹が皮膚割線方向に並ぶ
③それぞれの発疹は中央に鱗屑を付す

皮膚割線は背部では背骨を中心として放射状になっているので
きれいに並ぶとクリスマスツリーみたいとも言われます。
真ん中にカサカサとしたもの（鱗屑：りんせつ）を付すのも特徴です。

知っていると典型的なものは診断できるかと思います。

治療は対症療法で、基本的には１−２か月くらいで自然消退します。

対症療法とは、症状に対する治療です。
痒ければかゆみ止め、とかです。。
ステロイド軟膏外用や抗アレルギー剤内服を行います。

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