フレイル健診の記事から

1月からの手帳を買ってきました。

ちょっと久しぶりの陰山手帳。

長年愛用していたのですが、
今年は途中で新調して
ちょっとお休み

でもやっぱり戻しました。

どうも縦書きは譲れない
メモ書き部分も多いので
とりあえずここにすべて集約

半年でいっぱいになってしまいますが・・。
今の手帳も半年しか使っていません。

スマホにもスケジュールは入れていますが
結局手帳とすり合わせしているのは
あまり意味がないですね。

自分なりのこだわりもよいかなと思っています。

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フレイル健診の記事
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先日、新聞一面に

フレイル健診、75歳以上
来年度から

の記事。

思わず切り取ってしまいました。

自立して生活できる
健康寿命を延ばして、
介護が必要になる人を減らす

社会保障費を抑えようと国も必死です。

フレイルとは

筋力などの身体機能が低下し
心身ともに弱ってきた状態、
虚弱を意味するfrailty(フレイルティ)
をもとにした造語です。

なんとなく
年齢とともに弱っている

その程度を客観的にみる健診です。

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治療後のイメージはできているか
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今は80歳以上でも
元気な人が多くて

年齢以外にリスクがない
と判断され
大きな手術をすることも増えています。

元気ですから
ご本人や家族も
希望されることも多いのです。

でも通常起こりうる程度の
術後の合併症を起こすと

若い人ならすんなり回復するのに
そうはいかないこともあります。

いくら元気にみえても
年齢のリスクは大きいのです。

元気だったのに
認知症になってしまったり
身体機能が著しく低下して

日常の生活が制限されたりすることもあります。

身体に管が何本も入って、たくさん
機械がついて

集中治療室からなかなかでられなくて、
やっと病棟に戻れたら転院先が
みつからなくて

退院、転院できることになったけど
自分のこともできなくて
家族の負担も大きくて

こんなはずではなかったと
思わないように

生活に戻ったときのことも
イメージできていないと
トラブルになったり

医療に不満をもった
人生になってしまっては
もったいないです。

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健康寿命への願い
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日本で正式にフレイルの名称が提唱されたのは
まだ2014年のこと。
その後、関連した論文数はうなぎ登り。

あちこちで取り上げられるようになりました。

大学病院で

フレイルを意識して
十分な説明と理解を得てから
手術の決定をと

資料をいろいろ作成して
院内で啓発を始めたのは2017年3月でした。

術前にはフレイルの評価を
できるようにしたかったのですが
途中になってしまいました。

簡単な問診と
握力測定とか
歩行速度とかの身体機能

多職種で協力して院内で取り組めば
十分できそうではと思います。

当時、外科系カンファレンスで
説明したときに

フレイルって何ですか?

とベテランの先生から
質問があったくらい

まだ新しいネーミングで
特に急性期病院では
認識が遅れていたかもしれません。

新聞にも解説付きとはいえ
見出しになるようになり
医療者だけでなく
誰もが知る言葉となりました。

いずれにしても
予防医療への関心の高まり、政策

まだまだ進みます。

個人の意識
サポートできること

考えていかなければなりませんね。

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