【ドクター永井の皮膚科】 丹毒(たんどく)とは?

ドクター永井の皮膚科 見逃したくない皮膚感染症

丹毒とは?

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皮膚の感染症のお話

丹毒は(たんどく)は皮膚の真皮を中心とする細菌感染症
溶連菌が原因のことが多いですが他の菌でも起こります。

感染症は一気に悪化することもあります。
見逃さず、遅れず早く受診して適切に治療したいものです。

 

丹毒の特徴

急に赤く腫れて表面はなだらか、熱をもちます。
見た目での判断できますが、
血液検査では炎症反応(CRP)が上がったり白血球が増えるなど、
炎症反応の高さで重症度の判断に役立ちます。

治療は抗生物質、ひどいときには点滴で、
軽ければ内服だけでも大丈夫です。

繰り返して習慣性となることがあります。

似ている病気 蜂窩織炎は皮下組織(脂肪織)の細菌感染です。治療も同じ方針です。
もっと重症になるものには、
壊死性筋膜炎 ガス壊疽といったひどい細菌感染症もあります。

時に顔の丹毒と間違えやすい病気として帯状疱疹や接触皮膚炎
水疱ができるのでわかりますが、水疱がわずかだ紛らわしいのです。
かぶれもひどくなって、目の周りがひどく腫れたりすると紛らわしい

皮膚炎や湿疹は「表皮」の炎症なので、
表面に水疱やプツプツした丘疹がある、皮膚がむけるなどの変化があります。

感染症の治療見逃すと一気に悪化します。
どんな治療でも同じですが、
先の見込みを伝えておかないと不安になったりします。

常に先の可能性を伝えながらその時点での最良の治療を伝えていく、
患者さんも尋ねる、

医療者も患者さんもお互いに気に留めましょう。

 

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