その言葉、もったいない!

その言葉、ダメ!

定期的に土曜日に通ってくる
若いかわいらしい
アトピー性皮膚炎の患者さん

必ずしばらく近況を
話していかれます。

といっても愚痴半分の
ちょっと変わった雰囲気です。

「このシミ消えないの?
保育園の先生になるための
学校に行っていて
子供に「なにそれ?」って
指さされるんだもん
ずっと続くの?」

ひとしきり愚痴って
じゃ、いつもの薬で

と言って帰られるので
まあ良いかなと思っていました。

こちらからすると

症状は軽くて

時々赤く痒くなる皮疹が
出てくることもあるけれど
塗り薬できちんと
コントロールできるし

おさまったあとが少し
茶色いシミになってしまうのは
しばらくは仕方のないこと。

あまりグチグチ言う方には

「あなたの人生において
それは些細なこと
上手に付き合っていかなければならないことも
たくさんあるんです。」

ちょっと厳し目のお話をすることも
ありますが

20歳そこそこの女性が
ペラペラ話していくのも
珍しいのと

話したいだけみたいなので
ついつい聞いてしまいます。

 

先日
就職試験がうまくいかなかったらしく

残っている
治ったあとの茶色いシミを嘆きながら

「私ってダメなんだ」
といつもより落ち込みの様子。

そのとき

「私ってダメ」

と彼女が言った時

恐ろしいほどの
負のエネルギーが私まで・・。

そんな「気」を出していたら
絶対試験なんか受からない

と思ったのでした。

なんてもったいない・・!!

「あのね、ダメって思ったり
言ったりしていたら

ダメな人って相手に伝わるよ

かわいいんだから
にっこり笑って話して

試験なんか
ダメならそこは
あなたの行くところじゃないの

次!っていけばいいの」

と思わず力がはいってしまいました。。

もちろん
​​​​​​​聞いてほしかっただけかもしれませんが。。

それまでの信頼関係があるから
言えるわけで
そんなに馴染んでいない人には
いきなり言いません。。
言葉の発する負のオーラ
近くで感じると恐いです。

ネガティブな言葉を出すと

もったいない!!

あらためて思ったのでした。

笑顔になるだけでも
プラスのオーラが
相手に伝わり

そういう人
と感じ取られます。

 

言葉がつくりだす雰囲気
大事です。

その根底には
思考です。

 

Dr.N
もったいないよ〜

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