健康とは苦難にあっても前向きに歩く回復力

健康の定義

健康でありたい
健康であることが大事

と多くの人が考えるのかもしれません。

そもそも「健康」ってどういうこと？
人によって考えることは違うのでは？

実は定義があります。
おなじみWHOの定義です。

「健康とは、身体的、精神的
社会的にすべてが
『完全に良好な状態』であり
単に病気がないとか
病弱でないということではない』

つまり
完全に良好な状態
を健康としています。

前向きに復元できること

この定義がつくられたのは
戦後まもなくのこと。

いまや高齢化が進み
完全に健康な人なんて
そんなにいるものではない。

そんなことで
WHOの「健康」の定義も
見直されようとしています。

新しい概念は
復元力（レジリエンス）

「個人が社会的・身体的・
感情的な問題に直面したときに、
困難な状況に適応し、対処する能力」

つまり
病気やそれに伴う
日常の不便さがあっても

医療や介護・福祉の支援を受けて
人生を前向きに歩いていけること。

そうですよね。

完全に健康な状態

なんて虚構・・

あるがままの人を認めて
その復元力を信じて
その人の自分なりの生活を
援助することが
医療や介護・福祉の役割です。

はい
しっくりきます。

WHOも
時代にあわせて
進化しようとしています。