22世紀の民主主義
成田悠輔(SB新書)
新進気鋭、データサイエンティスト
何かと話題の著者の最新刊です。
若者の選挙の投票率をあげないと
というが、
投票率があがってもマイノリティにはかわりない
そんなことにだけでは変わらない
慢性の停滞と危機にある国
選挙制度の再デザイイを提案
オンライン制度
政治家の任期や定年制
年齢による方の重み付け
現役政治家がそんなことを提案したら
次は落選するから
高齢者に不利になることは提案できない
政治家はわかっている
すべきことをしたら再戦できない
民主主義的な国ほど
今世紀にはいってから経済成長が
低迷し続けている
ではどうしたらよいのか
◆闘争
シルバー民主主義の絶望
政治がゾンビ化した高齢者に
選挙されている
既存の選挙制度では
政治家が改革する気にはならない
◆逃走
民主主義から逃げてしまうという方法
金持ちは逃げていき
「成功者による成功者のための政治」
を作り上げてしまう
民主主義に内在する問題の
解決にはならない
◆構想
より純粋に
民主主義の理想を体現するしくみをつくれないか
「無意識民主主義」を提案する
民主主義というのはデータの変換
皆の意思を表す何らかのデータを入力し
何らかの社会的意思決定を出力する
何らかのルールである
データを解像度高く
様々な角度からとることで
データとしての民意を反映できる
平均余命による票の重み付け
性別や世代ごとの定数を設ける
得票の「質」をはかる試み
アルゴリズム民主主義ともいえる
エビデンスに基づく目的発見から判断まで
人間の姿が消えていく
変わりゆく時代
何を滅ぼしその代わりに何をつくるべきなのかを考えるべき
圧倒的なデータに基づく
社会を構築していくための提案
その基盤を十分に持っている
これからの時代
変わりゆくには「革命」が必要
こういった方が未来に向けて
大きな力を発揮していくのでしょう。
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