なにそれ？ボーエン病

なにそれ？ボーエン病
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ボーエン病（Bowen病）は表皮内癌です。

日光角化症というのも表皮内癌でご紹介しています。
これは若い頃に日光にあたる機会が多かった方の顔などにでき、
高齢者の赤いシミに注意、とご紹介しました。

表皮内癌というのは表皮細胞が悪性化してきていますが、
真皮には進んでいない状態です。
ボーエン病も表皮内癌であり、足や下腿が好発部位ですがどこにでもできます。

湿疹みたいにみえますが、湿疹は普通はかゆいのです。表皮内癌は痒くありません。
診断には麻酔をして皮膚組織を少しとって病理組織で確認する必要があります。

疑えば、皮膚生検という検査を行います。
病理組織標本でみると、表皮の細胞が均一でなくて、
色が濃くなったり大小さまざま不規則、
特徴的な初見がみられます。

痒くない赤いシミ、が基本ですが、少しもりあがったり、
きずみたいになったり、いろいろな症状があります。

治療は手術が基本です。
早期癌であり、取り切れれば治る可能性は高いのです。

時間がたてば進行して真皮に悪い細胞が落ちます。
こうなると皮膚がんと同じで、他に広がって命に関わることにもなりえます。

目に見えるものです。なんだか変だなと思ったら皮膚科を受診しましょう。

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