【ドクター永井の皮膚科】 脂肪腫の話
YouTube No107
脂肪腫は脂肪のかたまりです。
脂肪の塊と言っていらっしゃるものは粉瘤のことが多いのですが本当の脂肪の塊が脂肪腫です。
通常一番多いものは皮膚の少し深く、脂肪の中にできます。
見た目は表面の変化がなくもりあがっていたりいなかったりして、コロコロと動きます。
明らかに脂肪腫なら、全部とるか経過観察するかという選択になります。。
手術では皮膚を切開してとりだします。
丸いことも分葉状のこともありますが、とりやすいことが多く、小さいものなら局所麻酔で可能です。 取るかどうかはご相談です。
巨大で硬い、急に成長した、痛みがある、周囲にくっついている感じなどの他、
MRIの所見で悪性がうたがわれれば生検したり、切除など積極的に行います。
悪性腫瘍としては脂肪肉腫との鑑別が必要です。
特殊なものとして 血管脂肪腫:多発する、痛みがある 脂肪の塊だが血管が増えているものです。
小型のものが多いです。 1個切除して確かめたりします。
部位が特殊なものとして筋肉内脂肪腫、帽状腱膜下脂肪腫などがあります。
▼▼
《著書》これからの医療
〜5つの「患者力」であなたと医療を守る!
永井弥生 著 (ごま書房新社)
▼▼
【YouTube】「風の道」チャンネル
ドクター永井の皮膚科&コンフリクトマネジメント&ピアノ&読書
https://www.youtube.com/channel/UCJQ75viVs-Dc3Xqm3SLReOQ/
◆ 研修/講演のお問い合わせ