《ドクター永井の皮膚科》
イボ、タコ、ウオノメ どう違う?
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皮膚の病気はいろいろな俗称で呼ばれています。
目にみえるもの、間違った治療をしてしまっていることもあります。
◆イボ 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)ですが
他のものもいろいろ含めて「イボ」と言ってしまっていることもあります。
イボはイボウイルスの感染です。
液体窒素で凍結する治療が一般的です。
やたらに削ったりウオノメ取りを貼って悪化させてしまうこともあります。
◆タコ、ウオノメ
どちらも皮膚の一番表にある「角質」が厚くなるもの。
当たる刺激で角質が厚くなり、硬くなります。
足の裏の、歩いて当たる場所にできやすいものです。
「ペンだこ」というのもいつもペンがあたるところが硬くなるものです。
■ タコとウオノメの違い
タコは平らに盛り上がるように硬くなりますが
ウオノメは円錐状に刺さるように硬くなります。
なのでウオノメのほうが痛いのです。
いずれも角質を削る治療です。
私は安全カミソリを使っています。
メスや爪切りニッパーなども使えます。
削り方はウオノメのほうが硬いところを深くけずらないと
痛みが取れないので少しむずかしいです。
スピールこうとかウオノメとりのパッチみたいなのは
角質を柔らかくする作用があります。
すごく固くてけずれないようなときには
貼ってふやかしてから削ることもあります。
タコやウオノメができやすいのは
歩き方に癖がある 靴が合っていない
などの問題があることもあります。
足のバランスが崩れていくと
身体全体に影響します。
足のケア、気をつけてみましょう。
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