マスクの下のトラブルは

マスクの下のトラブルは?

湿疹か毛のう炎

先日、診療していたら
マスクの中の皮膚トラブルの方が
続けていらっしゃいました。

マスク皮膚炎
なんて言われますが

皮膚にできるものは

湿疹か
毛嚢炎(ニキビ)か

どちらかです。

皮膚炎=湿疹

これは表皮の炎症です。

表皮とは
角質で覆われ
表皮細胞がつまった皮膚を被う組織

その下に
皮膚の張りをつくる
膠原線維(コラーゲン)や弾性繊維
からなる「真皮」があります。

表皮に炎症が起こると
皮膚が赤くなり
最初は水っぽい感じなのが
だんだんゴワゴワしてきます。

湿疹は普通、かゆいです。

治療は症状にもよりますが
ひどければステロイドの塗り薬です。

顔は弱めのものを使います。

市販のものは強さわからずに使うと
トラブルの元ですから
適当に買って使うのはお勧めしません。

 

毛嚢炎とニキビ
できているものはほぼ同じ。

お年頃の時期にたくさんできるものが
俗称ニキビ(正式名:尋常性ざ瘡)
です。

毛穴は真皮の中間からやや深め
くらいのところに
根元があります。

毛を包むように
表皮が囲んでいます。

ここに炎症が起きると
赤くプツプツと腫れます

毛のう炎の治療は

抗生物質軟膏か
毛穴に詰まった角質をとるような軟膏

大きく腫れてしまったときには
抗生物質の飲み薬も使うこともあります。

毛のう炎(ニキビ)には
ステロイド軟膏を塗ると
悪くなってしまうことがあります。

でも
両方できていることが
よくあるのです。

治療が違うんですよね。。

かゆいところと
ポツポツしたニキビのところは
分けて使って!

なんて話しますが
若い方のお肌

ひとつポツっとできても
気になるもの
必死に使ってくださるようです。

マスクで仕方ないと
あきらめもようの方も
いらっしゃいますが

日常から優しく洗顔と
保湿のお手入れ

冬の乾燥から
お肌を守るには
マスクも悪いものではなく

情報や手段は提供するので
上手に付き合ってくださいね。

WHOの健康の定義を
また思い出しました。

健康とは

困難があっても
医療の助けを借りて
自分で前向きに生きていくことです。

 

Dr.N
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