【ドクター永井の皮膚科】水いぼをとるかとらないか
YouTube No.94
水いぼは俗称、正式な病名は伝染性軟属腫といいます。
原因はウイルスです。
子どもさんに多い、夏にできる、というか受診される方が増えます。
光沢があると言われますが、ちょっと光っているような
1−3mmくらいまでのポツポツした丘疹です。
中心臍窩と呼ばれる、真ん中が少しへこんでいるのが特徴的で
白ないしピンク色をしています。
何個かパラパラとできたり、たくさんできたりいろいろです。
プールに入るのでどうしましょうという相談が多いのです。
接触感染なので、強くこすりつけるとうつります。
プールでふれたり、浮き輪やビート板でも感染ると言われます。
目立つと言われるので受診される方が増えるのです。
いずれは消えるものなのですが、1年くらいかかることもあります。
なので、ほおっておけば良いとも言い切れません。
いずれは消えるものだけれど、増えるかもしれない、
長くかかる、接触でうつるからプールに入るときに言われてしまうかも、
とりますか?様子みますか? とお話します。
治療は摘み取るのがほとんどです。麻酔もあるけど、おさえられると泣きます。
素早くつまむと、ころっとした丸いものがとれます。
小さすぎるとうまくとれないこともあります。
とってもまたできます。
とるとらないの2択ではなく、状況や背景を含めて
どういう性質かという事実、経過、状態と状況をみて相談して決めます。
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これからの医療
〜5つの「患者力」であなたと医療を守る!
永井弥生 著 (ごま書房新社)
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