「聴く」から「訊く」

共感プラスの聴き方

4つの「聴く」の続きです。

4つの「聴く」

1.自分に関心を持って聞く
2.自分は(立場上などで)聞かなければいけないから聞く
3.相手に共感しながら聴く
4.相手の背景すべて(特に相手の関心)
  に関心を持って聴く

共感はよいのですが
共感だけでは進まないこともあります。

その人の問題の程度にもよるので

話して聴いてもらったことで
自分の中で整理ができて
わかってもらえたからこれでいい
と解決することもあります。

聴いてくれる人には話したくなる

聴いてほしい出来事と感情を
全部出してしまうので
自分の中で解決するのです。

問題が大きいときには
そうはいきません。

背景というかその人に関わる事実は
たくさんあります。
自分でも気づいていない想いもあります。

先入観なく、聴いて共感して
そう思っているんですね、と承認して
質問でさらに引き出す、のが
中立的に対話に関わるメディエーターの役目です。

自分ひとりでも
もうひとりの自分をメディエーターとして持って
同じように対応するのです。

先入観なく、フラットな自分でないと
余分な自分の解釈がはいってしまい
うまくいきません。

すべてに関心を向ける

ステキなブローチをしていた
ご遺族の方がいらして、
お話がおちついたときに
「ステキですね」と声をかけると
「母の形見です」と思いだされて
いろいろと話し始めて想いをさらに出されました。

相手のちょっと気になる持ち物、変化したこと
相手の関心につながる事実
ちょっと拓くことで
話し手も気づいていなかった想いを
引き出すことにもつながります。

4つ目の聴くは
訊く(ask) です。

日常も同じですけど
手を抜きがちかもしれません。
(特に家庭では・・)

身近な人にも関心をもって
変化に気づいて声掛けする

信頼関係つくりには大事です。

 

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