与えてきた人が伝える波動

2019年最後のブログ ~思い出す患者さんのこと~

今年もあと1日です。

大掃除とはいえない
普通の掃除と模様替え

プチプチ断捨離をして
ちょっとすっきりです。

かなり前のことですが
時々思い出す患者さんがいるのです。

とてもステキな50代の男性
奥様も2人の息子さんも
とても好印象。

手術、化学療法と
治療していましたが

結局、がんが
全身に転移してしまいました。

いつも落ち着いていて
人を気遣ってくれる方

辛い症状は淡々と
伝えてくださいました。

ある日、
息子さんの話になったときに

「○○さん、PTA会長とかやってました?」

と思わず尋ねてしまいました。
そんな雰囲気だったので・・。

「何年やったかな・・」
と考えるくらい

お子さんが学校にいる間ずっと
なさっていたようです。

周囲からの信頼は
絶大だったのだろうなと思いました。

その後も
地元では頼りにされていて
がんが発覚してからも
大変な仕事を引き受けて
活動されていたようでびっくりでした。

最後の入院で

症状が進んでからも

奥様と出かけたり
ご兄弟で集まった話を
いろいろ聞かせてくださいました。

遠方だったし
在宅で看るというのも
広まっていなかった時代

いよいよ大変そうで
入院したい、とおっしゃいました。

入院された夜
ちょうど私が当直でした。

深夜にちょっと苦しそう
特にバイタル(血圧や呼吸をみる数値)に
変化はなかったのですが

なんとなく違うかな・・という感じ

どうしようかと思いましたが
奥様に電話だけと思ってかけました。

内心は朝早く来ていただければ
と思ったのですが
それは言葉にしませんでした。

奥様は即座に

行きます、とのこと。

1時間後には
息子さんたちもそろって
いらっしゃいました。

そして深夜2時

みなさんがそろって30分後に
静かに息を引き取られました。

「先生、こんな時間にすみません」

と奥様。

いえいえ、当直だったし
そんなお気遣いいただくなんて・・。

さすがのご家族と
ただただ感心。

ご家族を待って
静かに亡くなられて
最後まですごい。

「お父さん、すごいですね」
と息子さんに言うと

「日本一のオヤジですから」
ときっぱり。

いつも与えてきた証

でも医療者としては正直
こんなに早いと思わなかったし

電話して良かった
来てくれて良かった

という気持ちもありました。

後日、奥様が病院にいらして
くださいました。

お葬式は500人くらいみえて
多くの車が駐車場に入れなくて

とても大変なことになった
とのことでした。

ありがたいことです・・と。

たくさんのものを
人に与えてきた方だったのですね。

あとになって

もっといろいろお話しておけば良かったなあと
思うのでした。

ご縁に感謝です。

 

Dr,N
最後に不思議な力が働く

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