ワクチン接種2回めはだめという時

ワクチン接種が進んでいます

ワクチン接種証明で
経済活動を緩和していく
という方針が進みそうですね。

接種後の皮疹で受診される方がいます。
皮疹といってもいろいろなので
それぞれでの判断ですが
何人も2回めの接種はやめたほうが良いです、
と伝えた患者さんがいます。

お店にはいるにも接種済んでいないと
72時間以内の陰性証明が必要となったら
大変だなあなどと考えてしまいます。

接種して1時間くらいして
じんましんが出たという方
こういうときはもう少し詳しく聞き取ります。

じんましんというのは診断名なので
どんな形の発疹がどのくらいの範囲にとか
どのくらいで消えたかとか
他の症状がなかったかとか

聞き取ってじんましんで良さそうと
判断したら
「ちょっとね・・2回めはやめておいたほうが・・」
とまず軽く伝えます。

別の医師に
接種会場でなくて病院で受けたら
と言われたとのことだったのですが

どちらが正しいとか間違いとか
というわけではなくて
2回めのリスクをどうとらえて
次の判断をするかという問題です。

じんましんは重篤なアレルギーである
アナフィラキシーでみられる皮膚症状なので
よりリスクを避けて慎重な対処なら
2回めはやめる、となるし

受けるとしても
何か起こったときにすぐ対処できるような
病院で受ける

大丈夫かもしれないし
でも、2度めの方が強い反応がでたら
アナフィラキシーショックになるかもしれない。
なにか起こってもすぐ対応できるような
準備をしておくのは当然だけれども

「そこまでして受けるのか?」

100人の医師がいたら
どれだけの医師が「やめなさい」というか
わかりませんが、こちらのほうが多いとは
思います。。

受けたそうな方もいますが
最初はソフトに話しながら
最後はきっぱり
「『私は』おすすめしません。」
と伝えます。

リスクを十分伝えて
判断は最終は自分出するものです。

十分にわかるように伝えたかどうかが
医療者の責任として問われるので
しっかりカルテに残します。

「受けられない証明が必要なら書きますよ〜」
ともお伝えします。

感染するリスクとの天秤ですが

人生いつも、メリット・デメリットを
秤にかけての判断の連続です。

 

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