お盆の様相
ちょっと山の近くに行くと
ものすごい蝉の声と
トンボの集団で
もう残暑?と思うくらいです。
いつも渋滞する道路がガラガラ、
お盆休みなのですね。
関係ないんだけど、と思いながらの移動です。
ご先祖さまの魂が帰ってくる
とされる「お盆」
「盂蘭盆経」(うらぼんきょう)
というお経が起源と
言われています。
お釈迦様の弟子の一人が、
亡き母が餓鬼道に落ちて
苦しんでいるのを知り、
「7月15日に修行僧らに
食べ物を布施して供養すれば救われる」
というお釈迦様の助言により
母が救われたというのです。
でもこの話の中には
「ご先祖さまの魂が帰ってくる」
という話はでてきておらず、
日本古来の先祖崇拝が結びついて
お盆の風習が生まれたと考えられています。
お彼岸も日本だけで行われている仏教行事
そもそもご先祖様を供養するという考え方
事態が仏教にはありません。
もともと日本にあった太陽への崇拝、
ご先祖さまへの思いが仏教と結びついて
日本独自に育んできた風習です。
先祖、あの世、来世
時間、空間の広がりは無限です。
現実に追われがちですが
ちょっとだけ視点をあげて
今、自分のいる時点を眺めてみると
小さな自分がみえます。
《読書ブログ》はじめての仏教
長田幸康(KADOKAWA)
この著者の略歴
早稲田大学理工学部卒業
インドでダライ・ラマ14世に出会って
仏教に目覚め、
チベット寺院に住み込んで基礎を学ぶ。
チベットの仏教ツアーの現地ガイドを務めた。
ライフワークとして国内外の信仰の地を尋ねる
聖地巡礼を続けている。
この本を始め初心者向けの著書も多数。
すごいですね、
出会い、目覚め、ライフワークに
引き寄せられたのですね。
仏の教えのなかで説かれている
ものの考え方、ものごとの捉え方、
心の働きを観察、分析し、
実際の生活に役立てるノウハウを
やさしく伝えています。
僧侶でも学者でもない
ただ引き寄せられて没頭したからこそ
私たちに身近なものとして
伝えているように思います。
日本人は宗教観を強く
持つわけではないですが
ご先祖を敬う伝統的な行事には
仏教が強く関わっています。
そもそも仏教とはなにか?
その歴史に登場する偉人たちは
仏像の知識をざっくりと俯瞰する
これからのスムーズな終活にも
心の備えになる
この日に壮大な歴史に心を馳せる
今も身近な仏教儀式のあれこれまで
わかりやすく解説された入門書です。
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《著書》これからの医療
〜5つの「患者力」であなたと医療を守る!
永井弥生 著 (ごま書房新社)
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【YouTube】「風の道」チャンネル
ドクター永井の皮膚科&コンフリクトマネジメント&ピアノ&読書
https://www.youtube.com/channel/UCJQ75viVs-Dc3Xqm3SLReOQ/
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