有名な本ですね。
日本人の平均寿命は世界のトップ、
すでに100歳以上の方が6万人を超えました。
これから100歳を超えて生きる人は今よりも珍しくなくなります。
自分の人生、100年以上生きるつもりでいたほうがよい、
長寿化時代に向けて社会が試練に直面しています。
人はそれぞれが「よい人生」とは何か、
考え方を変えることが不可欠です。
人生100年時代、生き方改革を考えるきっかけにもなった本の一冊です。
医療でも、80歳で大きな手術を受けることは
珍しくなくなりました。
今の80歳は20年前の80歳よりはるかに健康で、
「老いている」「若い」といった概念が
大きく変わっています。
これからの社会・・
* 人生の新しいステージがあらわれる
これまで「教育→仕事→引退」だけではない
* パートナーの両方が職を持つメリット
女性の社会進出は以前よりは進んでいる
でも、妻が専業主婦という昔ながらの形態は長寿化時代には適さない。
世界経済フォーラム
「ジェンダーギャップ報告書」
によると、日本の男女平等度は145か国101位!
* 就職・引退の常識が変わる
生涯を通じて「変身」を遂げる覚悟
もつべきである。
60歳以上の人も、若いころに想像していたより高齢になるまで働き、収入を得続ける必要がでてくる。
2060年には65歳以上の割合は40%!
人が,80歳を超えても活力と生産性を失わず
長く働きつづけられれば、年金や人口問題の弊害はだいぶ和らぐ。
これは「あなた」についての本。
あなたが自分の人生をどう計画するのか。
これまでより多くの選択肢を手にし、多くの変化を経験するようになる。
社会は変化している。未来は過去の延長線上にはない。
自分の現在と未来の職業人生を好ましいものにしたい人たちに、
長寿を恩恵にできる可能性を高めたいと望む人たちへの本。
そして最初の一歩を踏み出そう。
そう、それが言いたかった、と思わず一気に読みました。
若くして亡くなられる方もいます。
医療者はそういった場にたくさん立ち会います。
最大限医療を尽くした結果であっても、悪い結果は起こりえます。
どこまで治療をするのか、本人の意思表示ができなくなってしまったら
家族は勝手にきめられない、医療者の説明はわからない、
いろいろなことが起こります。
自分の生き方を考えておく・・
医療は生きるためのお手伝いです。
今を生きることも大事、
でも、遠くをみて広くほかの世界も見て、
自分の人生を考えることも大事。
何もできないし、もう年だし、資格もないし・・。
つい考えてしまうかもしれません。
コップに半分はいった水。
半分しかないと思うか、半分もあると思うか、
それはあなた次第。
時代は変わっています。
新しいことを成し遂げる人は、
過去にとらわれないからできたのです。
人生のリスクマネジメント
生き方改革
自分で考える。行動してヒントを得る。
人生二本立て、ですね。