「院内感染」という言葉
新型コロナ
市中感染より院内感染の数が増えている。
「院内感染」という言葉。
院内で広めてしまった、
というような
医療者にとっては
ネガティブに感じる言葉かもしれません。
少し前に
テレビによく出る
感染症専門家の医師が
「『院内感染』と使わないでください
『病院における集団感染』とか
『病院関連のクラスター』
とか言ってください」
言っていたのが
印象的でした。
感染が院内で広まった
というのは事実ですが
『院内感染』と
これまで使われるときには
まるで病院が悪者のように
捉えられることが多かったという
思いがあるのでしょう。
でもそんなことは抑えられないくらい
メディアであまりにも
普通に使われるようになってしまいました。
もう新型コロナに関しては
諦めるしかないです。
今の使われ方は
病院が悪い
という意味合いでは
捉えられていないですし
流れは止められないですね。
感染は専門でない私は
そんなに違和感は持ちません。
「医療事故」という印象も
「医療事故」という言葉も同じで
多くの人は
医療事故=医療ミス
という印象を持ちます。
定義的には
「医療事故」は
医療の過程で起こった
患者さんへの不利益
ということで
必ずしもミス(過失)
と同じ意味ではないのです。
といっても
一般の医療者も
医療事故という言葉を使われるのは
嫌がるものです。
以前の大学病院で
院内で新しく作った会議
医療事故対策会議
という名前を
複数の医療者から
「事故かどうかわかる前に
医療事故という名前を使わないでほしい」
と言われて
事例対応会議
と変更したことがあります。
わからなくても
医療事故の定義には
当てはまるのですが、
と思っても
多くの人の思いと異なると
コンフリクトのもとなので
変更しました。
言葉は大事ですが
言葉の印象も大事ですが
立場によっても捉え方が異なるものです。
あまりに大きな問題に
なってしまうと流れを止められなくなりますね。
そこで細かいことにこだわるな
と言われてしまいそうです。
大事なことなのですけどね。
落ち着いてから
しっかり発信していくしかないです。
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