4つの聴くモード
「聴く」には4つのモードがあります。
コンフリクト時の話でもあり
日常でも同じです。
1.自分に関心を持って聞く
2.自分は(立場上などで)聞かなければいけないから聞く
3.相手に共感しながら聴く
4.相手の背景すべて(特に相手の関心)
に関心を持って聴く
日常、自分に関心を持って聞く
ってないと思うかもしれませんが、
「〇〇へ行ってきたんだ!」
「私も行ったことあるよ、△△がおいしくて
・・・・」・・延々と
話を奪ってしまうというのは
あるのではないでしょうか。
話し手はせっかく話し始めたのに
なんだかつまらない、
これ以上話したくない、と思ってしまいます。
部下の話を聴いていたはずが
昔自慢する上司とか
同じ感じでしょうか。
怒っている人、というか感情が強く
出ている人の話を聴くときは
「いつもこの人はそうなんだから・・」
「どう説明したらよいのだろう」
と先入観を持ったり
次の自分の出番を考えながら聴くのは
自分への関心で聴いているということ。
2の自分の立場ゆえに
自分は聴かなければと思いながら聴くのは
やはり「自分に関心」ということになります。
怒っている相手だと
わかりやすいですね。
1だと信頼されずに決裂しかねません。
2は我慢しすぎると自分が辛くなります。
話を聴くときに
自分をまっ白にフラットに
「そうなんだ〜」
「そう思っているんだ〜」
と聴いているか
日常の小さな出来事で
自分を観察してみるとよいですね。
そうなんだ〜
のあとに
自分はこう思う
というのは出てきてもよいですが
相手がこう言っている、という事実と
自分がこう思った、
という自分の解釈や感情を分ける
日常の小さな出来事から
自分を観察してみると良いでしょう。
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《著書》これからの医療
〜5つの「患者力」であなたと医療を守る!
永井弥生 著 (ごま書房新社)
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