情報を得て自分で決める

自分は大丈夫？

最近、診察の最後に
患者さんによく聞かれます。

特にご高齢の方
慢性疾患を持っている方

「あ、ワクチンのことなんですけど・・」

次の質問は同じです。

「私、受けてよいのでしょうか・・」

医療者の接種が始まって
次は高齢者

といっても数が全然
足りていないようですが

何らかの病気を持っていたり
薬をいろいろ飲んでいる方が多いので

自分は受けて大丈夫なのか
と心配になられるようです。

わからないことも受け入れる

いつも同じようにお話しています。

「こういう人は受けられない、
という明確なものがあるわけではない

高齢、基礎疾患があることで
優先的に受けて良いですよ
という権利がいただける、ということ

大丈夫ですよ、と言い切ることは
医者であっても
できないですが

接種できないという根拠は全くない

自分で決めてくださいね」

心配しないで受けてください
って言った方が良いのでしょうか・・。

本当に本当にどうなのか
どんな病気がある人には危険とか
未知の副作用とか
わかりません。

今わかっていることで
正しいこととして
わからないリスクも
受け入れるしかないのです。

冷たいですかね・・
でもいつも、
納得はしていただいているようであり
受けられることと思います。

もちろん伝え方は気をつけます。

文字で書くとひとつですが
非言語によって伝わり方は違います。

適度なアイコンタクト
話し方、抑揚などなど。。

そういうことを尋ねてくるのは
信頼してくださっているからだと思うので

そんな信頼関係のない方は
尋ねないでしょうから

大丈夫なのだろうなと
思っています。。